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高羽そらさんインタビュー

少数派が切り捨てられる時代

先日にこのブログで紹介した北欧における郵便の廃止。手紙を投函することが減ったことで、郵便ポストの撤去まで決定している。だからと言って利用者がゼロではない。けれども少数派であることを理由に、サービスが切り捨てられる時代になってきた。

 

これは日本でも同じで、問題となっているのは公共交通機関。昨日の記事で、長野県における路線バス廃止が取り上げられていた。

 

「あり得ない」高校生の親憤り 山間地のバス、減便のはずが、まさか廃止とは…「高くても通勤通学の時間だけは…」 地域住民に広がる不安の声

 

鉄道や路線バスの廃止は以前から地方で問題視されている。それゆえ高齢になっても運転免許証の返納ができない。このリンク先の記事でも、通学に利用している高校生がいるバス路線が廃止されるとのこと。生活に密着しているだけに、住人たちにとっては看過できないだろう。

 

でも現実的な問題としてバス会社は慈善事業ではない。廃止を決めたアルピコ交通は長野でよく見かけるバス会社。現在はバス運転手の確保が難しく、かつ利益が見込めない路線ならば廃止を検討するのは仕方ないだろう。会社が倒産したら元も子もないからね。

 

利用者がゼロではないけれど、少数派ならば諦めてもらうしかない。そういう流れが今後も主流になっていくように思う。世知辛いことだけれど、一部の人のためにサービスを継続するのは、命に関わるようなことでない限り難しい時代になってきた気がする。

 

例えばネットの利用がそう。ネットやスマートフォンを使える人は、様々な便利なサービスを利用することができる。けれども高齢者等でITスキルを持たない人は、ますます不便になっていくだけ。行政サービスでさえその方向性が進んでいるので、情弱者と呼ばれる人は取り残されていくばかりになる。

 

マイノリティを見捨てることがいいとは思わない。誰もが便利で快適に暮らす権利を有しているんだから。だとしても、一部の人のために大きな流れを止めることは、全体として見た場合マイナス面が優位になってしまう。それほど認識の進化が加速しているので、少数派を切り捨てざるを得ないことが増えてくると思う。

 

AIの導入が一般化したことで、どの世代も時代についていくことを求められている。残念だけれどその流れに乗れない人は、不自由を強いられる時代になってしまったということ。いい悪いは別にして、その事実を自覚しておくことは必要だと思う。

 

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高羽そら|たかはそら(作家、小説家)プロフィール

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高羽そら(たかはそら)
今後の目標:毎年1つの物語を完成させたいと思います。
生年月日:昭和37年5月10日
血液型:A型
出身地:京都市

【経歴】
1962年京都市生まれ。数年前に生活の拠点を神戸に移してから、体外離脱を経験するようになる。『夢で会える 体外離脱入門』(ハート出版)を2012年1月に出版。『ゼロの物語Ⅰ〜出会い〜』、『ゼロの物語Ⅱ〜7本の剣の守り手〜』、『ゼロの物語Ⅲ〜次元上昇〜』の3部作を、2013年7月〜12月にかけて、オフィスニグンニイバよりAmazonのKindleにて出版。現在も新たな物語を執筆中。

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