体外離脱から戻れない子供
今日も好天の神戸。神戸市立の小学校は入学式だったらしく、買い物に出かけるときに新入生を伴った両親の姿を大勢見かけた。最高の天気だし桜も満開。思い出に残る入学式になっただろう。
そして我が家の近くの私立女子中高の中学校も今日が入学式だった。昨年まで完全な女子校だったけれど、今年の中学の新入生から男子生徒を受け入れている。少子化に対応するためだろう。学校の正門近くを歩いていると、新入生の女子生徒にまじって男子生徒が緊張した表情を見せていた。
何人か見た印象では、まだ声変わりもしてない少年という雰囲気。でも数年もすれば一気に男性という雰囲気になる。当然ながら異性にも目がいく年代。そう考えるとこの先は、異性に芽生えた男子生徒にとってハーレムのような学校だよなぁ。
だって同学年も女子が多いし、先輩は高校3年生まですべて女子だからね。そういう意味ではうまくいけばモテモテ。でも女性パワーが圧倒的に強い学校だから、最悪の場合は女性不信になってしまって意外に大変かも。うらやましく思うのは、ボクのようなオジサンだけかもね(笑)
さて、なんと体外離脱を取り上げた映画を観た。これがなかなかよくできたホラー作品だった。
2025年 映画#59
『インシディアス』(原題: Insidious)という2010年のアメリカ映画。写真のパトリック・ウィルソンとローズ・バーンが夫婦役で共演している。
パトリック・ウィルソンといえば『死霊館シリーズ』のレギュラーだし、アン・ハサウェイと共演した『パッセンジャー』という映画でも、飛行機事故で死んだことに気づかない幽霊の役を演じていた。大好きな俳優だけれど、最近の作品を見ているとホラー俳優という雰囲気が強くなっている。
この作品もシリーズ化されている。最初は最近の作品を見つけた。それで調べてみるとシリーズ作品だと知った。それで第1弾であるこの作品を選んだ。実はタイトルを覚えていなかったので、途中で過去に観た作品だとようやく気づいた。
パトリック・ウィルソンが演じるのはジョシュという学校教師。妻は音楽家で3人の子供と新居で暮らし始めた。ところがその家で異変が起きる。長男のダルトンがいきなり昏睡状態になった。医師に見せても原因がわからない。さらに新居では幽霊が出るようになり、一家はその家を引っ越した。
ところが引越し先でも霊現象が起きる。ダルトンも全く意識が戻らない。そこで霊能者に相談したところ、ダルトンは体外離脱(映画の字幕では幽体離脱)をして戻れなくなった。それで主人がいなくなったダルトンの身体を乗っ取ろうとして幽霊が集まっていたらしい。
でもその幽霊たちはさほど怖くない。恐ろしいのはダルトンが体外離脱した世界で悪魔に捕らわれてしまったこと。それで戻ることができない。そこでついに隠されていた秘密が明かされる。
ジョシュの家系は遺伝的に体外離脱の才能を有していた。実はジョシュも子供の頃に息子のダルトンと同じように体外離脱して戻れなくなった。どうにか戻れたけれど、二度と体外離脱しないよう霊能者によって記憶が封印されていた。
その霊障者によって真実を明かされたジョシュは、体外離脱をして息子を救いにいくことになった。そして数々の試練を潜り抜けて無事にダルトンを救い出すという物語。ところがそれで終わらなかった。ジョシュが連れ戻したのは息子だけではなかった、というオチ。
ということで続編につながる。以前に観た時はまだ続編ができていなかっので、その後の展開がどうなるのか知らない。これから第5弾まである続編を少しずつ観ていこうと思う。楽しみだなぁ。
ちなみにこれは映画の話で、体外離脱で戻れなくなることなんてないよ。むしろ戻らずにいることの方が難しい。まぁ、それでは映画にならないので、そこはスルーして楽しもうと思う。
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