体外離脱から戻れない父親
今日は朝から春らしい好天で、明日から開幕する大阪・関西万博の開会式には最高の日となった。ただし明日は朝から昼過ぎまで雨の予報なので、14万人が来場すると見込まれている初日としては多難なスタートになりそう。とにかく半年後の閉幕まで無事でありますように。
そんな明日の雨は神戸の桜にとって花散しの雨になりそう。ということで午前中に妻とライトボディのミューナと今年最後のお花見散歩をした。もう葉桜かと思いきや、意外にもまだまだ綺麗だった。思い切ってお花見に出かけてよかった。でもすでに桜吹雪になっているので、明日の雨で今年のソメイヨシノは終わりだね。また、来年も桜に出会えますように。
さて、少し前に体外離脱から戻れなくなった少年の映画を観た。その続編では、なんと父親が体外離脱から戻れないという内容だった。
2025年 映画#61
『インシディアス 第2章』(原題:Insidious: Chapter 2)という2013年のアメリカ映画。前作は過去に観たのを忘れていた。でもこの続編はまだ観ていないので初見になる。
キャストは前作とほぼ同じで、パトリック・ウィルソンとローズ・バーンが夫婦役で出演している。前作で体外離脱の世界から戻れなかったダルトンという長男、さらに霊能者のエリーズやパトリック・ウィルソン演じるジョシュの母親であるロレインも同じキャスト。
前作のラストでは死者の世界から父親のジョシュが長男のダルトンを無事に連れ帰った。ところがラストシーンで、ジョシュは霊能者のエリーズを殺してしまう。この続編では、実はジョシュの肉体に戻ったのは別人だったと明かされる。
ジョシュの肉体を乗っ取った悪霊はパーカーという連続殺人鬼。でもそのパーカーを背後で操っていのは彼の母親で、子供の頃のジョシュに取り憑こうとした悪霊だった。現実世界のジョシュの肉体を奪ったパーカーは、妻のルネや母親のロレインを殺そうとする。姿はジョシュなのに殺人鬼を演じるパトリック・ウィルソンの演技は素晴らしかった。
死者の世界でジョシュを助けたのは、前作のラストで殺された霊能者のエリーズ。そして現実世界への出口がわからなくなったジョシュを導いたのは、前回でジョシュに助けられた長男のダルトンだった。いやぁ、想像していたよりはるかに面白いホラー映画だった。
驚いたのは前作で謎だった侵入者の正体が、この続編で明かされていたこと。その侵入者とは妻を守ろうとしたあの世のジョシュだった。『ハリーポッターとアズカバンの囚人』という映画で、ハーマイオニーが逆転時計を使って過去の出来事に関与したのと同じパターン。
さらに少年時代のジョシュがエリーズの催眠術を受けていたとき、いきなり立ち上がって「案内するよ」と扉の向こうを指さすという謎の行動をとった。それはあの世で迷子になった大人のジョシュが、少年時代の自分に悪霊の居場所を尋ねたというのが真相だった。
要するに前作は、この続編を前提にして作ったということ。でもこのシリーズはまだ3作も続く。最終的な結末が気になるので、近いうちに全作を制覇しようと思っている。
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