戦国時代の役者がそろった
予報では朝から夕方まで雨だった今日の神戸。午前中の買い物は雨に濡れるのを覚悟していたけれど、我が家には強烈な3人組がいる。ボクという晴れ男、ライトボディ化した同じく晴れ男のミューナ、そして濡れるのが大嫌いな傘。つい先日も降水確率90%という予報に打ち勝ってこの3人で一度も傘をさすことなく買い物を済ませた。
今日も朝から雨が降っていたのに、外出直前になると雨がやんだ。買い物の所要時間は約1時間半。最強の3人で外出したところ、今日も全く雨が降ることなく自宅まで戻ってきた。この濡れるのが嫌いな傘は購入して2年ほどになるけれど、おそらく雨に濡れたのは両手で数えられる程度。大したもんだ。
でも買い物から戻ってきたら本降りの雨。そのおかげで、今日の正午に予定されていた大阪・関西万博会場でのブルーインパルスのアクロバット飛行が中止になった。バルコニーからジェット機を見るつもりだったので残念。そのうえ甲子園でのタイガース戦まで雨で中止だった。なのにボクは濡れていない(笑)
さて、ボクが小学生の時に初めて読んだ時代小説を再読している。今回は第3弾を読了した。
2025年 読書#38
『新書太閤記 第三分冊』吉川英治 著という小説。豊臣秀吉の人生を描いた大長編。小学生時代に父の所蔵本でこの作品に初めて触れた。それ以来何度も通読しているけれど、40年ぶりくらいに再読している。
使用しているのは電子書籍の青空文庫で無料配信されている書籍。大長編が11の分冊になっていて、この作品で第3弾が終了。前作はまだ木下藤吉郎と呼ばれている秀吉が、織田家の下働きから仕えて足軽大将に昇進したところまで。戦功はなかったものの桶狭間の合戦にも参戦している。
この第3弾では、いよいよ美濃攻めに向かった織田信長。そこで藤吉郎は『墨俣の一夜城』で知られる偉業を成し遂げて、初めて自分の城をもつ。といっても砦のようなもので、本格的な城は後の長浜城になるだろう。
この第3弾でいよいよ秀吉が関わる戦国時代の役者がそろった。まずは秀吉の軍師となる竹中半兵衛。『三国志』の劉備玄徳が諸葛孔明を軍師にした時のように、秀吉は『三顧の礼』をもって半兵衛を迎えている。残念ながら病弱だった半兵衛は秀吉が天下を獲るのを見ることがなかったけれど。
そして次の役者は明智光秀。足利幕府の最後の将軍である足利義昭と織田信長を繋いだ武将。これがきっかけで光秀は信長の配下となり、重臣としての礎を気づいていくことになる。織田信長、豊臣秀吉、そして明智光秀という役者がそろった。もちろんすでに徳川家康、さらに秀吉の天下取りを阻もうとする柴田勝家も登場している。
第4弾はすでに読み始めている。義昭を将軍につけた信長は、朝倉義景の討伐に向かった。ところが妹のお市の婿である浅井長政に裏切られたことで、織田軍は敗走する。でもその後の姉川の合戦でリベンジを果たす。今はここまで読んだ。この先は藤吉郎が浅井長政の娘である幼い茶々、後の淀君と出会うだろう。いやぁ、何度読んでもこの物語は本当に面白い。
ブログの更新はFacebookページとX、並びにThreadsとmixi2で告知しています。フォローしていただけるとうれしいです。
『高羽そら作品リスト』を作りました。出版済みの作品を一覧していただけます。こちらからどうぞ。