シュート練習の落とし穴
トレーニングの思考はテクニックもフィジカルも同じ。今回は「シュート練習」について一筆。
サッカー選手が好きなトレーニングの一つであるシュート練習。ゴールを決めたくて一生懸命シュート練習をしている光景を多く目にします。ただ、このシュート練習は、間違ったやり方をしてしまうと練習をすればするほどゴールが決まらなくなるという落とし穴があります。どういうことかと言うと、得点の確率が低いコースに何度も蹴り込んでいると、悪い習慣が身についてしまい、ますますゴールから遠ざかるということです。では、シュート練習というのは何を練習するのか?それは、それぞれの局面で得点の確率が高いコースに蹴ることが出来るように練習をするということです。どのコースがキーパーが一番止め辛いのか?点で合わせるのか、面で合わせるのか?足を振るのか、足を合わせるのか?こぼれ球などのセカンド・チャンスを生めるのか、ふかして相手ボールにしてしまうのか?これらを突き詰めていくのがシュート練習です。勢いのあるシュートを打ってキーパーの見た目ファインセーブで、「惜しかった」と思うシュートが実はキーパーの一番美味しいところだったりする。得点からの逆算で練習をするというのは、テクニックもフィジカルのトレーニングも同じなのです!