同業に学ぶことは許される?プライドの話。
私はトータルビジュアルプロデューサーという仕事をしていて、メイクやウォーキングなどのセミナーを開催しますが
たまに、「?」となるのが、同業者が習いに来たり、モデル募集をした時にモデルに応募してくるパターン。
その方のプロフィールを見ると、その方も講師としてメイクを一般の方に教えているではありませんか。
人に教える方が、同業他者のセミナーに参加したりモデルになりきって、同業者のメイクを受けるということに疑問を感じます。
私が人を疑いすぎなのかもしれませんが、技術を盗みにきているのかな?と思ってしまうのです。
プロなら、ご本人も習いに来る前にそこに気づいてほしいとは思いますが・・・
心が狭いのでしょうか・・・でも何百人も、仕事以外の時間を作ってモデルさんを募集してメイクさせていただいて、そのデータからメイク理論を作って本にしている私としては、それをさも自分が考えたように他の方に教えられたらたまったものじゃありません。
私にはアシスタントや弟子と呼ばれる存在がいます。
彼女達にメイクそのものの技術や現場での流れを教えたり、もちろんものの考え方や礼儀も教えていきます。
コスメの展示会などにお呼ばれしたり、先日のように著書の撮影に行けば、ブランド様や出版社様とお目にかかる機会もありますので
「メイクができれば話し方や容姿は問わない」
とはなりません。
この子たちは履歴書を持ってきて、教えてください!何もわかりません!と駆け出しの状態でベタ付きで来るから教えられるのであって、例えば他にメイク本を出したり、講師としてメイクを教えているはずの立場の方が私のセミナーにきたいとか、モデルになりたいとか言うと、ちょっと身構えてしまいます。
簡単に言うと、「明確に違うキャリア」や「知名度」であったり、「MANAMIさんに教わりました」とその方がブログなどではっきりと伝えてくださった上で、お客様にメイクを教えているならばまだわかります(この場合は私のレシピなので、事前の許可が必ず必要ですね)。
が、例えば同業に相談をしていて自分で考えたかのように通常業務をされたりすることのほうが断然多いです。そこに考えが及ばない方が、活躍できる世の中だとは思いませんのでいつのまにか淘汰されてますが。
名前を出して表に自分なり作品なりが出る方、プライドがある方、トラブルで賠償金問題になる前に、一般の方が錯覚、誤解をするようなことは絶対にしないのが吉ですね・・・。