歳をとったら綺麗になれると思っていた笑
本当にお恥ずかしい話なのですが・・・
いもむしけむしが蛹になって蝶になるように
いまはダメでも歳をとったらもう少し垢抜けるんだろうとか
もう少し痩せるんだろうとか
中学生くらいからずーっと漠然となぜか思っていたのです。自分の素質に自信があるとかではなく・・・未来に賭けてるというか夢くらい見させてに近いですね。
その後15歳でモデルの仕事を始めてもはじめは怒られてばかりで
スキンケアもなってない!とか、その曲がった脚はなんなのっ!?とか
海外のシミひとつない透明感あふれる肌や、長くてまっすぐの脚を持ったモデルといつも比べられていました。
それでもこの世界に入ったのだから、いつか、SKⅡのCMにでるような美しい肌になれるだろうとか・・・何も努力していないのに思っていました。
同じ頃にモデルをはじめた友人が、きちんとダイエットをして、食事も気にするようにしてお肌がつるつるになったのに私は変わらずで・・・
どうやって変わるのか、どんな習慣が良いのか、誰にも聞いていないのでわかるはずないのですが・・・
言葉も通じないし、「みんなどうやってるの??」と思っても聞くことができず、ご飯の買い出しは唯一指差しで通じるマックでばかり食べていました。
でも一向に痩せないし綺麗にならないし言葉もわからないんですよね。外国だと寡黙な人です笑
ある日いきなり気づきます。
「言葉が通じなくても餓死なんてしない!もうバカにされているんだからこれ以上怖いものはない!最低限の言葉くらい身につけて言いたいこと言ってみせる!」
そう思ってからは、マックに行くのをやめて、屋台や普通のレストランに入ったり、モデルの先輩や他の国のモデルにもいろいろなその国ならではの美容法や言い伝えを聞いたり、相当積極的になりました。語学の上達も急に早くなりました。
自分が努力していても人種差別されたりももちろんありましたが、なんかどうでもよくなりました。どうしてあんなに人目を気にしていたのか今ではわかりませんが
とりあえずわかったことは、歳をとったらなんとなく垢抜けるとか痩せるはずだとか、外国にいるだけで語学が上達するなんてことはないんだなぁということ。
歳をとったら自然に綺麗になるどころか老化していくんだということ。笑
歳を重ねたことによるオーラや美しさというのはあるんでしょうけれども。
10代で気づけたので、フェイス、ボディともにかなりケアは頑張りました。あれから20年。実際に綺麗になれたか、いられたか、は、長くそばにいてくれる人がジャッジしてくれるとして、美や語学は一日にして成らずという精神で続けてきたことに対する自信だけはつきました。
こういう経験や、その時の気持ちを、美や仕事のために頑張っている人に伝われば良いな〜と思います。