2019年2月5日（火）、SKE48の松村香織が卒業コンサートを地元・埼玉の大宮ソニックシティで開催する。グループにとって2019年最初の単独コンサートがまもなく始まろうとしている。その一発目は卒業コンサートというSKE48のファンにとってはこれまで幾度となく経験してきた事とはいえ、覚悟のいるライブとなりそうだ。
しかし、このステージを皮切りに関東を中心に4日間全6公演のツアーも控えている。名古屋回帰が目立っていたSKE48が、体制を整え再び関東に進出するのは喜ばしい限りだ。
WWSチャンネルでは、10周年イヤーとして大いに盛り上がった2018年のライブステージを数多く取材。2019年、本当の意味で“勝負の一年”となるこの機会に、昨年のライブシーンを振り返ってみたいと思う。
SKE48、2018年のライブは1月5日（金）に開催された「LAGUNA MUSIC FES.2018」からスタートした。2月には「SKE48 47都道府県全国ツアー〜機は熟した。全国へ行こう！〜」の新潟公演が開催され、約1年ぶりにツアーが再開。この公演のサプライズで3月31日（土）にさいたまスーパーアリーナで行われる単独コンサートの発表がなされた。
3月31日（土）に開催された「SKE48 単独コンサート〜サカエファン入学式〜」。公演名には新規のファンや他グループのファンに楽しんでもらいたいという想いが込められている。「入学式」というタイトルに寄せて、メンバーの呼びかけでスーツ姿で来場したファンや、セットリスト最初の楽曲『SKE48』を校歌バージョンにアレンジして披露するなどの演出が目立った。
4月に入り、SKE48の歴史が詰まった日本ガイシホールでの単独コンサートを開催。6月にはナゴヤドームで開催された「世界選抜総選挙」で、松井珠理奈、須田亜香里がワンツーフィニッシュを飾った。順風満帆に進んでいたSKE48だったが、7月に入り松井の長期休養が発表された。2ヶ月というわずかな期間に環境が一変したSKE48。エース・松井珠理奈不在の中、SKE48は10周年の夏を迎えることになる。
10周年の夏は「美浜海遊祭2018」をはじめとしたイベントや、各地で開催されたアイドルフェスに出演。さらに、23rdシングル『いきなりパンチライン』のリリースを記念したミニライブや握手会を開催し全国各地を飛び回った。その最中に出演した世界最大規模のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2018（以下、TIF2018）」や、「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」に注目したい。
8月3日（金）〜5日（日）の3日間に渡って開催された「TIF2018」。この年はNMB48、AKB48の選抜メンバーが満を持して参加し、国内48グループが集結することになった。SKE48は3日目に出演し、『夏よ、急げ！』『ごめんね、SUMMER』『パレオはエメラルド』といったサマーソング中心のセットリストで会場を熱く賑わせた。
8月14日（火）には東京・六本木で開催された「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」に出演。チームS、チームKⅡ、チームEと各チームがそれぞれライブを行い、各回とも1,000人を超えるファンが足を運んだ。
チームSはノンストップで9曲を連続披露。パフォーマンスを終えた北川綾巴は満身創痍で涙を堪えながらも、会場から沸き起こる「りょうは」コールに励まされ「任せろ！」とリーダーとしての意地を見せた。
続くチームKⅡのライブは今まで劇場で披露してきた公演曲や、チーム楽曲をベースにしたセットリストを展開。『兆し』から『RESET』までKⅡが歩んできた歴史に触れることができた。
チームEはライブの大トリを任されたこともあり、メンバーはお揃いのTシャツでステージに立った。『SKEフェスティバル』や『バナナ革命』といったチームEの持つ元気な印象を含んだ楽曲に加え、『いきなりパンチライン』では松井の代わりにセンターに立つ須田亜香里が堂々たるパフォーマンスで会場を最後まで熱く沸かせた。
10周年のカウントダウンが迫った9月15日（土）、16日（日）には愛知・名古屋国際会議場センチュリーホールで3年振りとなるリクアワ、「SKE48 リクエストアワー セットリストベスト100 2018 〜メンバーの数だけ神曲はある〜」が開催された。初日の夜公演には松村香織の卒業発表があり、また、2日目の夜公演には松井珠理奈が長期休養から復帰後初となるSKE48のステージでパフォーマンスした。松村の卒業と松井の復帰。交錯する2つの感情がセンチュリーホールに漂っていたのを未だに覚えている。
そして10月5日（金）、SKE48は名古屋・栄のSKE48劇場で行われた「10周年記念特別公演」を行い、気持ちを新たに11年目の歴史を歩み始めた。
2019年、SKE48が歩む道のりには何が待っているのだろうか？
ライブシーンに限っては今春の関東ツアーが決定しているとはいえ、再び目標に掲げたナゴヤドームでの単独コンサートはまだまだ霧の中なのかもしれない。あのライブから丸5年。再びオレンジ一色に染まったナゴヤドームに帰って来るためにも、まずはこの春のライブの成功を祈りたい。
そして、松村香織の卒業コンサートの行方を真摯な想いで見守りたいと思う。
情報提供元：WWSチャンネル
記事名：「SKE48、2019年のライブがいよいよ幕開け。昨年のライブシーンを振り返る！」
