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──世界硬式コンタクト空手道選手権大会はどのような国々からの参加がありましたか？

宮城県や蔵王市の協力も受け、今回は15カ国、約160名の外国の選手に集まりました。
被災地にこれだけ多くの外国のトップレベルのスポーツ選手が訪れるのは始めてのことだと思います。
空手にはいろいろな流派がありますが、硬式空手のトップの選手たちの最高の試合をこらんになって、観客の方々もびっくりしていましたね。

──過去にはどんな国で大会が行われたのですか？

オーストラリア、コモンウェルスゲート、ブリスベン、ゴールドコースト、シドニーで三度、カナダではモントリオールで二度開催しましたし、アメリカのカリフォルニアの大会では5000人もの選手が集まり、空手では過去最大級の大会となりました。日本の大会とは参加選手のケタが違います。

──コンタクトという言葉が多く登場します。そもそも「コンタクト」とは何ですか？

空手には多くの流派が存在するのですが、競技法は大きくわけてふたつあります。
技を相手の身体に当てるのがコンタクト。
当てずに「寸止め」するのがノン・コンタクト。硬式空手はコンタクトのほうですね。
空手は格闘技ですから、突く、蹴る、というのは実際に当ててみなくては、技の効果というものはわかりません。
空手の技は当たると危険なので面と胴の安全具を着用して行います。

突きは当てるために突くのです。けれども、顔、お腹を突かれるとケガをしますから危険です。
ノン・コンタクトの場合、ルール上は当ててはいけないのに、どうしても当たってしまうことがあるんですね。毎試合、当たってしまい、怪我がたえないんです。

20代で歯がないなんて、はなしにならない （笑）。