野菜が体にいいとは分かっていても、下ごしらえを一からやるのは大変なので、忙しい日や仕事で遅くなったときなど、ぜひ上手に利用して、野菜を取り入れていきたいものです。
でも、そもそもどうして野菜は、アクがあったり、皮が硬かったり、と気軽に食べられるものが少ないのでしょう? そして、フルーツはどうして甘くて、食べやすいのでしょう?
■知ってなるほど! 家族のためになる、妻が知るべきマメ知識
実は、『野菜は食べられたくないと思っていて、フルーツは食べてもらいたいと思っている』のです。
みなさんが食べている野菜は、まだ野菜たちにとっては成長の途中。次に命をつなぐために、野菜は種を作るのですが、それができるまでは、食べられるわけにはいかない… だから、わざと食べられないように、硬い皮にしたり、アクがあったり、苦味や酸味を強くして、食べられないようにしているのです。
でも、私たちにとっては、種ができる前の野菜の状態がおいしいものです。ジャリジャリとした種のあるナスなど、食べられたものではありません。
フルーツが食べてもらいたがっているわけ、それは…?
フルーツは、動物などに食べてもらうと、糞として遠く離れた場所まで種を運んでもらえるので、わざと甘い香りや味にしているのです。それは、フルーツは木に生ることが多いので、近くの土地から新しい木が生えては、仲間同士で成長を妨げあってしまうから。遠くに離れてくれたほうが、都合がいいわけです。
これから手に取る野菜たちの苦味や硬い皮なども、「これがこの野菜の身を守る方法なのね」と思いつつ、子どもに教えながらお料理してみてくださいね。
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