しかし、この文章を書く事が苦手なお子さんも結構多いはず。
「お母さん~なんて書いたらいいの~?」と泣きつかれて、
親が考えた言葉をそのまま丸写しにしたものを学校に提出、
なんてことも。
できれば、子どもが自分で考えて文章を書くのが上手な子どもになってほしいと思いませんか?
今回は文章を考えたり、学習するためにとても効果的な思考方法についてお話します。
■一度覚えれば永久に使える『マインドマップ』とは?
『マインドマップ』とは脳と学習の世界的権威、トニー・ブザンが発明した、思考の枝(ブランチ)を次々に伸ばしていくとこで脳の可能性を無限に引き出す思考ツールです。
人が何かを考えているときに、脳で行われている「放射思考」を、紙とペンを使って思考を視覚化していく方法になります。
この方法は、大人も子供も直感的にでき、一度修得すれば、様々な場面で役に立ちます。
■必要なものは、一枚の白い紙と、カラーペン
必要なものは一枚の白い紙と、カラーペンです。何種類か色があるとマインドマップがカラフルに仕上がっていいですね。
まず、1枚の紙の上に、表現したいテーマやお題を、キーワードやイメージで中央に描き、そこから放射状に連想するキーワードやイメージを繋げていき、発想を広げていきます。
例えば、テーマが『夏休みの思い出』なら、夏休みの思い出という言葉を紙の中央に描いて丸で囲み、その丸から放射状に矢印を書き、その上に夏休みに印象的だった出来事を書いていきます。
そして、その印象に残った出来事から枝分かれして、枝分かれした矢印の上に、その出来事について、いつ行ったのかとか、誰としたのか、なんで楽しかったのか、などを自分の思考から湧き出てくるものをしたためます。
発想をより発展するためにカラーペンでイラストを書いたり、矢印を強調すると、自身の思考を助けます。
そうして、出来上がったものを、全体的によく見て、文章を構成する順番で番号を付けていくと、文章を書くための下書きが出来上がります。
あとは、出来上がったマインドマップを見ながら、作文作業に入りましょう。
■なぜマインドマップが良いのか?
マインドマップは、脳の思考を開放するといわれている「放射思考」に基づいて考案された方法なので、人間の脳の構造によく適合し、その仕組みを最大限に生かすことが出来まき、より早く情報を整理し、理解・記憶することができます。
整列してノートに書くよりも、関連ゲームのように発想が湧いてくるので、子ども達にも落書き感覚で、作業をすすめられます。
また、情報の整理だけではなく、発想力や創造力が磨かれ、より高度な考えの整理法、記憶力、直観力、集中力、人を察する力を身につけることができます。
いかがでしたか?ノートの取り方を少し変えただけで、どんどんアイディアが浮かんでくる『マインドマップ』は一度覚えたら、学校の授業や、ビジネスにもとても役立つ思考法です。
ここでご紹介したのはエッセンスですが、思考法を子供に伝えるために親子で、一度『マインドマップ』を作ってみてはいかがでしょうか?
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