「こち亀」が生まれ変わる！！

コミックス発行部数１億４３００万部以上
連載３５周年、連載回数１７００回突破
ギネス記録更新中
国民的人気コミックの「こち亀」が新シリーズ発進に向けて映画化！
３５年の時を経て、新しいステージへ突入する

誰も見たことのない「こち亀」が始まる

「週刊少年ジャンプ」（集英社）において１９７６年より３５年に渡る連載で“少年誌の最長連載記録”のギネス記録を保持し、コミックスは累計１億４３００万部以上を売り上げている国民的人気コミック「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。２００９年８月にはＴＢＳテレビで連続ドラマとして放送され、ドラマの歴史に新たな１ページを刻んだ。
そしてコミック連載３５周年の節目となる２０１１年夏、「こち亀」が映画となり新シリーズ発進に向けて、日本中に“両さん旋風”を巻き起こす！

主人公の“両さん”こと両津勘吉を演じるのは、ドラマ版ですっかり両さんイメージが定着したＳＭＡＰの香取慎吾。そして、香里奈、速水もこみち、柴田理恵、ラサール石井、伊武雅刀らドラマ版でおなじみのキャストが再び集結する。さらに映画版のスペシャルゲストとして、深田恭子、谷原章介、沢村一樹、夏八木勲、平田満など超豪華キャストが出演！従来のアップテンポなコメディーの要素に加え、重厚かつシリアスなドラマで、映画ならではの見せ場を作る。

本作では、舞台もストーリーもスケールアップ！両さんは小学校時代のあこがれの同級生と再会し、ついに一世一代のプロポーズ！？そして転職！？さらに警察庁長官の孫娘が誘拐されるという大事件が勃発し、人質と両さんが絶体絶命の危機に…！！
破天荒でハチャメチャなトラブルメーカー、でも人情は人一倍厚い下町のおまわりさん・両さんが、この夏日本の住民すべてに贈る、笑いと涙の、心あたたまる豪快人情エンタテインメント！

■両津勘吉　りょうつ かんきち

亀有公園前派出所に勤務する型破り巡査長！仕事そっちのけで趣味に打ち込み、大酒飲みで常に金欠状態とやることなすこともハチャメチャ。しかし、気持ちにウソがなく、人のために突っ走り、誰よりも地元を愛し、誰からも信頼されている下町のおまわりさん。

■中川圭一　なかがわ けいいち

世界的大財閥である中川財閥の御曹司！オシャレな特注の制服に身を包み、交番勤務のかたわら、休日には世界中を飛び回り複数の企業の社長業もこなす青年実業家。先輩の両津を全面的に信頼しつつも、行き過ぎた時には注意してサポートする“相棒”的存在。

■秋本・カトリーヌ・麗子　あきもと かとりーぬ れいこ

普段は明るく活発だが、怒らせるととても怖い婦警。スポーツ万能、スタイル抜群、語学や芸術に精通する神戸生まれの筋金入りのお嬢様。デリカシーの無い両津を時には懲らしめるが、誰よりも両津を理解して信頼しているため、落ち込んでいるときは慰め役を担当。

■大原大次郎　おおはら だいじろう

新葛飾警察署地域課の巡査部長。性格は実直で真面目一筋。両津の上司であり、お目付け役。仕事をさぼりまくる両津に手を焼くが、時折大事件をさらりと解決する両津を信頼し、時には厳しく、時にはあたたかく見守っている。

警察庁史上最悪の事件発生
誘拐事件の背後に潜む冤罪事件の真相
勝鬨橋にこめられた両津勘吉の初恋と想い
友情、愛情、地元愛に溢れる両津勘吉だからこそ守れるものがある

葛飾区亀有公園前派出所の巡査長・両津勘吉（香取慎吾）は、破天荒で豪快で型破り、やることなすことハチャメチャで毎日がトラブル続き。出勤途中に商店街の店主達から、たまったツケの支払いを求められ商店街を逃げまくったり、小学生相手に偽造のアイス当たり棒を売りつけたりと仕事そっちのけ。後輩である秋本・カトリーヌ・麗子（香里奈）や中川圭一（速水もこみち）からは呆れられ、上司である大原部長（伊武雅刀）にカミナリを落とされる毎日。

そんなある日、両津は小学校時代のあこがれの同級生・桃子（深田恭子）と偶然再会する。桃子の娘で小学生のユイとすぐに仲良くなった両津は、桃子がシングルマザーであることを知り心をときめかせる。両津は桃子が座長を務める旅芸人一座の演出から小道具まで手伝い始め、しまいには日本中を転々としている桃子の一座に入り、桃子と結婚、警察官を退職など勝手に夢見始める。一方、桃子は両津の子供の面倒見の良さや、座員たちとあっという間に仲良くなる姿をそっと見つめているが、ユイの実の父親である光男（谷原章介）のことも忘れられない。

今日も両津は仕事そっちのけ、大原部長をだまして一座の手伝いをしていたが、偶然公演を鑑賞しに来た部長にばれて大目玉をくらう。両津と大原部長の口論が大乱闘となり、勢い余った両津は「警察辞めて、桃子と一緒になる！」と啖呵をきって飛び出す。

その最中、警察庁長官の孫娘誘拐事件が発生！大がかりな捜査本部が設置されるが、事件の状況が展開するにつれ、実際に誘拐されたのは、孫娘ではなく、クラスメイトのユイであることが判明する。一気に捜査本部の士気が下がるのを目の当たりにした両津は、誘拐された人の身分によって捜査のやり方を変える姿勢を非難し、中川と独自に犯人を追及するために走り出す。

犯人の巧みなアリバイ作りにより捜査は難航するが、両津と中川の執拗な追跡により事件は意外な展開を見せる。誘拐事件の背後には、警察が隠ぺいしていた過去の冤罪事件が密接に絡み付いていた…。そして犯人がしかけた罠によって両津は絶体絶命の危機に！果たして両津は事件の真相を暴き、人質を救うことができるのか？そして、両津の切ない恋心の行方は――！？

・原作
タイトル　こちら葛飾区亀有公園前派出所
原作者　秋本治
連載誌　週刊少年ジャンプ　（毎週約３００万部発刊）

・連載
連載期間　１９７６年９月２１日～現在。２０１１年は３５周年。
連載回数　１７００回突破
「少年誌の最長連載記録」でギネス表彰

・受賞歴
２００１年　第３０回日本漫画家協会賞大賞
２００５年　第５０回小学館漫画賞審査委員特別賞

・発行部数　（2011年4月5日現在）
コミックス発行部数　143,365,000部
（173巻までの累計）
関連書籍発行部数　　12,554,000部

■こち亀で一躍有名になった葛飾区。実際に使用した葛飾区のロケ地。

葛飾区　曳舟親水公園

１月２２日クランクイン当日のロケ地。映画の中は５月だが、撮影は真冬！半袖、裸足、つっかけ姿の“両さんスタイル”の香取慎吾は熱い演技で寒さを吹き飛ばしていた。

葛飾区　亀有駅南口　ゆうロード

亀有商店街“ゆうロード”を自転車でながす香取。全長約３００ｍもある商店街の各所にスタンバイしたエキストラに加え、一般通行人の方々にもご協力頂いた。

葛飾区　亀有駅北口

パトカー、警察官エキストラ総出の事件捜査、聞き込みシーンを展開。

葛飾区　四つ木公園

住宅地のど真ん中にある公園。撮影部隊スタンバイOKとなり、俳優部が入ってくると一気に住民のみなさんが集まり、現場のテンションが高まった！のどかな子供のための公園が一転して“撮影現場”に。

葛飾区　金町

両さんが商店街の面々に借金返済を迫られ、チャリで逃げ、土手の坂を転げ落ちて吹っ飛ぶシーンをワイヤーアクションでダイナミックに演出。

葛飾区　亀有公園　派出所ロケセット

こち亀の舞台となる派出所。本作ではリアリティを追求するためにスタジオではなく、実際の葛飾区亀有公園の一角をお借りして派出所を忠実に再現！そのあまりの完成度の高さに、地元関係者からは残してほしい！とラブコールが続出した。

葛飾区　葛飾区役所

葛飾区の全面的なバックアップの元、警察庁長官室を区役所の中で再現。区長が使用されるお部屋をお借りして、重厚な雰囲気を画面に反映することに成功。

■両さんといえば下町。葛飾区以外にも下町を中心にロケを行った。
台東区　浅草　：５６５６会館、伝法院通り、浅草観音温泉、ウィークリーマンション
足立区　綾瀬　：駄菓子屋
足立区　千住　：伊沢造船
荒川区　南千住　：車内
中央区　勝鬨橋　：橋の上、橋のたもと
中央区　佃大橋　：橋の上

１月２２日（土）葛飾区　曳舟親水公園
【両さんクランクイン！】
葛飾区の曳舟親水公園にてクランクイン。早朝からスタンバイしていた現場に両津勘吉役の香取慎吾が到着すると見物客が一気に激増！寒いなか薄着で頑張る香取へ「りょうさーん！」と声援が飛び交い、香取もにこやかに手を振ったり返事をしていた。小さい子供に対しては自ら話しかけるなど、心優しい両さんと香取が融合した映画の初日だった。

１月２３日（日）足立区　綾瀬
【時間との戦い】
駄菓子屋での撮影はお店の前が公園とショッピングセンターであり、家族連れの見学者が続出。この日は１日で駄菓子屋のシーンを撮りきらなければならないため、日の入りがタイムリミット！スピーディーに撮影が進み、大勢の見学者が見守る中「はいっＯＫ！」の監督の一声で撮影も無事終了。すると、見学者からは「りょうさーんお疲れ！」と黄色い歓声があがった。

１月３１日（月）台東区　浅草
【ハッピーバースデイ♪】
撮影中、香取と香里奈が誕生日を迎えた。それぞれ誕生日にはスタッフがデザインした両津ケーキと麗子ケーキをサプライズでプレゼント。香取は浅草の伝法院通りで「まさかロケでお祝いしてもらえるなんて」と喜び、香里奈はスタジオでプレゼントされたケーキの写メを撮って喜んでいた。

２月６日（日）新木場へリポート～東京上空
【ヘリからヘリを狙えばいいじゃん！】
ヘリの機体を埋め尽くすゴージャスな模様と「NAKAGAWA」のロゴ。誘拐された女の子を捜索するシーンのために、本物のヘリをチャーター。そして本作では劇用ヘリとカメラ用ヘリ、計２機を飛ばした大掛かりな撮影に！そのおかげでヘリが晴海の上空を旋回し勝鬨橋に接近する緊迫感のある画の撮影にも成功！また、完成間近のスカイツリーとヘリのツーショットは映画の中の見所の一つになった。ヘリに乗り込む両さんも見送っているスタッフへ敬礼で挨拶。身も心もスーパー警察官両さんが東京上空を舞った一日だった。

２月８日（火）台東区　浅草　５６５６会館
【満員御礼！】
劇中劇の「女ねずみ小僧」のお芝居では、普段とても愛くるしい深田が、凛々しい表情とキレのある動きでエキストラの客席をリアルに魅了していた。かたや、悪奉行に扮した両津の動きに大爆笑。この日、観客役で参加したエキストラはあたかも本物の芝居を鑑賞している気分に。

２月１３日（日）神奈川県　横浜市
【船、ボート、陸】
両津が屋形船の上で犯人を説得する緊迫したシーンでは、陽気な両さんではなく、相手を思い必死に助け出そうとする真剣な表情を撮るためカメラマンは船、ボート、陸など可能な限りのポイントから撮影。一日中乗船していたのに船酔いしない強靭な両津とスタッフ集団。

２月２０日（日）葛飾区　亀有公園
【こちら葛飾区亀有公園“内”派出所】
本作の派出所は製作陣のこだわりと、葛飾区の全面的なバックアップにより、実際の亀有公園の中にロケセットの建設が実現！セットの建て込み中には通行人から「両さんの映画でしょ」「立派な交番ね?」「両さんいつ来るの？」など声があがった。小さい子どもからお年寄りまで、両さんの名前を親しげに、そしてどこか誇らしげに呼ぶ様は、派出所セットがこち亀のシンボルの様に見えた。

２月２２日（火）東宝スタジオ
【屋台出現！？】
真冬の撮影で寒い日が続き、そろそろ温かいご飯が食べたいと誰もが思っていた。すると、突如スタジオの前に屋台が出現！香取からスタッフへの差し入れが屋台ラーメンだった。スタッフもこれには大喜び！３種類のスープ、数種類の具、麺の固さも自由に選べるだけでなく、替え玉もあり！替え玉を注文すると走って持ってきてくれるというパフォーマンス付き！半熟卵と濃いめのスープがマッチした美味しいラーメンにスタッフの身も心も温まった。

２月２５日（金）台東区　浅草
【In Asakusa】
桃子の一座が公演する劇場の外観は浅草観音温泉にて撮影。内装はまるでタイムスリップしたかのような錯覚をもたらし、両さんが実際に来たのでは？と思えるほど。そして浅草は日本有数の観光地。海外からの観光客も多く、交通整理をしているスタッフも「Shooting movie now. Please go ahead. Thank you」と初めて英語での案内をしていたロケとなった。

３月１０日（木）東宝スタジオ
【特撮班出動！するまで】
船の撮影の一部をミニチュアサイズの屋形船で行うことに。そしてその撮影のために巨大プールを特注。高さ１．２m×幅７メートルの円形プールをアメリカから輸入。英語の説明書に苦労しながらも組み立てること２時間。その後延々と一本のホースで注水すること１０時間。その間スタッフは休むことなく水の見張り番も。十数時間の苦労の末に、本物の屋形船と見分けのつかないカットが撮影された。

亀有戦線異状なし！

キャスト
両津勘吉：香取慎吾
秋本・カトリーヌ・麗子：香里奈
中川圭一：速水もこみち
沢村桃子：深田恭子
島崎光男：谷原章介
黒木警視正：沢村一樹
城山警察庁長官：夏八木勲
横田泰三：平田満
両津よね：柴田理恵
両津銀次：ラサール石井
大原部長：伊武雅刀

スタッフ
原作：秋本治　／集英社「週刊少年ジャンプ」連載作品
エグゼクティブ・プロデューサー：濵名一哉　飯島三智
プロデューサー：山田康裕　瀬戸口克陽　石丸彰彦　高橋正尚　福島聡司
アソシエイト・プロデューサー：東信弘　甘木モリオ　秋山真人　岡田有正
ライン・プロデューサー：宿崎恵造
監督：川村泰祐
脚本：森下佳子　ほか
音楽：菅野祐悟
撮影：唐沢悟
美術：岩城南海子
照明：石田健司
録音：小松将人
編集：松尾浩

『こちら葛飾区亀有公園前派出所THE MOVIE』
香取慎吾/香里奈/速水もこみち/深田恭子/谷原章介
沢村一樹/夏八木勲/平田満/柴田理恵/ラサール石井/伊武雅刀
原作・秋本治／集英社「週刊少年ジャンプ」連載作品
監督・川村泰祐／脚本・森下佳子　ほか
音楽・菅野祐悟／撮影・唐沢悟／美術・岩城南海子
(C)秋本治・アトリエびーだま／集英社
(C)2011「こちら葛飾区亀有公園前派出所THE MOVIE」製作委員会
8月6日　全国ロードショー
www.kochikame-movie.jp