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◆ダイヤモンドブログ 最新映画情報 6月5日公開 『リアル鬼ごっこ2』


石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」広がり続ける「リアル鬼ごっこ」ワールド

2001年12月に発売された山田悠介が19歳のときに書き上げた記念碑的作品。その奇抜な発想とスリリングなストーリー展開、自由奔放な筆致が話題となり中高生を中心に熱狂的な支持を受ける。小説は、発売から9年、遂に累計220万部を突破。当初は自費出版されたため印刷部数が1000部だったことからも驚異的な数字を叩き出し続けている。コミック化もされ、さらに広がりを見せた「リアル鬼ごっこ」は、08年には、遂に映画化されると、またたく間に中高生に広がりを見せ、社会現象に発展するほどのブームを巻き起こした。そして、原作でも実現しなかった「リアル鬼ごっこ」のその後が映画で実現する!!

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」【INTRODUCTION】前作を遥かに凌ぐ、圧倒的スリルと極限サバイバル!!2つの世界を逃げ切れるか!?

社会現象になった“リアル鬼ごっこ”の続編、映画で実現!

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」

奇抜な設定と世界観から若者たちの熱狂的な支持を受け、累計220万部を超える大ベストセラーとなった山田悠介による小説「リアル鬼ごっこ」。08年に、映画化されるやいなや、その圧倒的なスリルとスピード感は原作ファンのみならず多くの若者を魅了し大ヒットを記録、社会現象に発展するまでのブームを巻き起こした。あれから2年・・・。原作でも明かされなかった『リアル鬼ごっこ』のその後が、映画で描かれる!!


監督・脚本は、前作に引き続き、柴田一成が、緊迫感溢れる新たな「リアル鬼ごっこ」ワールドを完成させた。主演をつとめる石田卓也が前作を超えるアクションに挑戦。新人にしてヒロインに大抜擢された吉永淳。『ごくせん』、『海猿3』の出演で注目を集める三浦翔平。そのほか、蕨野友也や渡辺奈緒子など実力派若手キャストが集結し、前作を遥かに凌ぐ疾走感と緊迫感で驚愕のサバイバル・アクションエンターテインメントに進化した!!

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」【STORY】何モノかが仕掛けた”W鬼ごっこ”生き残るためには48時間捕まると死刑執行

それから半年後・・・。佐藤翼(石田卓也)は、謎の独裁者が支配し、またしても“佐藤”さんが迫害を受ける“パラレルワールド”で、妹の愛(吉永淳)や幼馴染の洋(三浦翔平)たちと独裁者に対抗するレジスタンスとなっていた。そんなある日、翼たちは、謎の支配者が仕掛けた新たな「リアル鬼ごっこ」に強制的に参加させられてしまう。鬼から必死に逃げまわる中、突然、翼だけが“現実世界”に戻ったのだが、喜ぶのも束の間、なんと鬼たちも一緒に連れ帰ってしまったのだった!! 元の世界にいた愛や洋、やむなく行動をともにする看護師・佐藤美沙(渡辺奈緒子)や、“佐藤”怪死事件を追う刑事・佐藤明(蕨野友也)ら仲間とともに、翼は、果たして、“現実世界”と“パラレルワールド”2つの鬼ごっこを逃げ切ることができるのか、佐藤さんが再び、平和に暮らせる世界は訪れるのか!?

『リアル鬼ごっこ』あらすじ…ニッポンの国王によって仕掛けられ、全国の“佐藤さん”は捕まると死刑になってしまう殺人ゲーム「リアル鬼ごっこ」。そのゲームを勝ち抜いた高校生、佐藤翼は、運命が繋がっている“現実世界”と“パラレルワールド”、2つの世界を救うことになるが、また新たな“パラレルワールド”に飛ばされてしまうのだった・・・。

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」【CAST】

■石田卓也 [佐藤 翼役]

1987年生まれ、愛知県出身。02年第15回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでフォトジェニック賞を受賞し、芸能界入りを果たす。藤沢周平の原作を基にした時代劇『蝉しぐれ』(05/黒土三男監督)で主人公の少年時代を演じ、キネマ旬報新人男優賞を受賞。翌年、『ラフ』(06/大谷健太郎監督)、『夜のピクニック』(06/長澤雅彦監督)に出演。その後も『グミ・チョコレート・パイン』(07/ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督)、『リアル鬼ごっこ』(08/柴田一成監督)、『ROOKIES-卒業-』(09/平山雄一郎監督)、『鴨川ホルモー』(09/本木克英監督)など多数の話題作に出演。CX「救命病棟24時」、CX「不毛地帯」などで幅広い役柄をこなし、今後最も注目を浴びる若手俳優の一人である。

■吉永 淳 [佐藤 愛役]

1993年生まれ、大阪府出身。小学生の時にアパレルブランドのモデルにスカウトされたのをきっかけに、雑誌「Hana※chu →」のモデルやフジテレビ系列の本格将棋サスペンス「しおんの王」のイメージキャラクターをつとめる。今作のオーディションで、柴田監督に「いずれ日本を代表する女優になる」と見出され、初出演にして初ヒロインの座を射止める。また4月よりサントリー「C.C.Lemon」の新キャラクターに抜擢され、そこではコミカルな一面も見せている。今後は女優として映画やテレビなどを中心に活動していく。


■三浦翔平 [佐藤 洋役]

1988年生まれ、東京都出身。07年第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにおいて、「フォトジェニック賞」および「理想の恋人賞」を受賞。08年「ごくせん第三シリーズ」で俳優デビューを果たす。その後、TBS「恋空」、EX「ギラギラ」、TBS「タンブリング」や『ごくせん THE MOVIE』(09/佐藤東弥監督)などの話題作に出演。今後の待機作としては、『THE LAST MESSAGE 海猿』(10/羽住英一郎監督)などがあり、今後の活躍が期待される。

■蕨野友也[佐藤 明役]

1987年生まれ、宮崎県出身。『252生存者あり』(08/水田伸生監督)、『クローズZEROⅡ』(09/三池祟史監督)、『ごくせん THE MOVIE』(09/佐藤東弥監督)など数々の話題作に出演。その活躍の場は映画だけにとどまらず、テレビドラマでも、TBS「嫌われ松子の一生」、CX「ファーストキス」、NTV「ごくせん」、「252生存者あり エピソードゼロ」、NHK「激?恋」などに出演し、今後の活躍が期待される。


■内野謙太[佐藤 勝役]

1985年生まれ、埼玉県出身。『リリィ・シュシュのすべて』(01/岩井俊二監督)『さよなら、クロ』(03/松岡錠司監督)、『世界の中心で愛をさけぶ』(04/行定勲監督)『男たちの大和~YAMATO~』(05/佐藤純彌監督)『風が強く吹いている』(09/大森寿美男監督)などに出演し、幅広い役を演じる。またCMやドラマ、舞台でもその活躍の幅を広げ、みずほ銀行「みずほダイレクト」、au by KDDI「家族割」、NHK大河ドラマ「風林火山」、明治座「蝉しぐれ」などに出演している。

■草野イニ[佐藤 篤役]

1979年生まれ、千葉県出身。02年劇団ロリータ男爵に入団し、「愛探偵・天乃川学-RETURNS-」(02/作・演出 田辺茂範)から「プリマ転生」(08/作・演出 田辺茂範)までの全ての公演に主要メンバーとして参加し活躍する。その後、『俺たちに明日はないッス』(08/タナダユキ監督)のメインキャストに抜擢され、映像での活動を本格的に開始。『カフェ代官山Ⅱ』(08/武 正晴監督)、『スラッカーズ』(09/村松正浩監督)のほか、NHKドラマ「ROMES空港防御システム」にレギュラー出演するなど活躍の場を広げている。


■山崎将平[佐藤 貴章役]

1990年生まれ、千葉県出身。TBS「ガチバカ!」(06)、TBS「鉄板少女アカネ!!」(06)、EX「生徒諸君!」(07年)、NTV「ごくせん 卒業スペシャル’09」(09)などテレビドラマを中心に活躍。映画では日本とモンゴルの合作映画『蒼き狼~地果て海尽きるまで~』(07/澤井信一郎監督)で初出演を果たす。その後、直木賞作家の森絵都のベストセラー小説を映画化した『DIVE』(08/熊澤尚人監督)、『細菌列島』(09/村上賢司監督)に出演。

■滝藤賢一[高橋 憲吾役]

1976年生まれ、愛知県出身。1998年から2007年まで無名塾に在籍。第32回日本アカデミー賞優秀賞10部門受賞『クライマーズ・ハイ』(08/原田眞人監督)での絶妙な演技で注目を浴びる。主な出演作品は、『フィッシュストーリー』(09/中村義洋監督)、『ハゲタカ』(09/大友啓史監督)、『蟹工船』(09/SABU監督)、『ゴールデンスランバー』(10/中村義洋監督)など。ドラマでは「白洲次郎」(09・NHK)、「外事警察」(09・NHK)がある。また、今年は、『踊る大捜査線 THE MOVIE3』(本広克行監督)、『恐怖』(高橋洋監督)、『酔いがさめたら、うちに帰ろう』(東陽一監督)など多数の公開作品が控えている。


■中村育二[田中 修二役]

1953年生まれ、和歌山県出身。1987年に劇団「カクスコ」を結成。主宰として、脚本・演出を手掛け、第33回紀伊國屋演劇賞団体賞受賞。役者として舞台にも立ち、2002年に劇団を解散後はテレビ、映画と活躍の場を広げている。最近の主な出演作品は『デスノート』『デスノートtheLast name』(06/金子修介監督)、『叫』(07/黒沢清監督)、『結婚しようよ』(08/佐々部清監督)、『クライマーズ・ハイ』(08/原田眞人監督)、『MW-ムウ-』(09/岩本仁志監督)など。テレビドラマではNHK土曜ドラマ「君たちに明日はない」など。映画の最新作は『HESOMORI-ヘソモリ-』(10/入谷朋視監督)が公開待機中。

■霧島れいか[佐藤 益美役]

1972年生まれ、新潟県出身。CXドラマ「ブラザーズ」(98)でデビュー。その後、CX「Room Of King」(99)、WOWOW「パンドラ2」など数々のドラマに出演。『運命じゃない人』(05/内田けんじ監督)、山田悠介の原作の映画化作品『@ベイビーメール』(05/中村義洋監督)や『ヘブンズ・ドア』(09/マイケル・アリアス監督)などでも活躍。今後は12月公開『ノルウェイの森』(トラン・アン・ユン監督)の公開が控えている。


■渡辺奈緒子[佐藤 美沙役]

1984年生まれ、神奈川県出身。06年『東京大学物語』(06/江川達也監督)で女優デビュー。その後、『紀子の食卓』(06/園子温監督)、『SILK』(08/フランソワ・ジラール監督)、『リアル鬼ごっこ』(08/柴田一成監督)、『少林少女』(08/本広克洋監督)、『上島ジェーン』(09/マッコイ斉藤監督)などに出演。同じ2009年には俳優窪塚洋介による撮影で「月刊渡辺奈緒子」を発売。今後の出演作品としては北野武監督の『アウトレイジ』(10年・6月/北野武監督)、『行きずりの街』(10年/阪本順治監督)が待機している。

■永島敏行[鈴木 新太郎役]

1956年生まれ、千葉県出身。『ドカベン』(77/鈴木則文監督)で映画デビュー。その後、『サード』(78/東陽一監督)、『遠雷』(根岸吉太郎監督)などの作品で主演を飾り、日本アカデミー賞主演男優賞、報知映画賞最優秀新人賞やブルーリボン賞など数々の賞を受賞。最近の主な出演作品は『わたし出すわ』(09/森田芳光監督)、『ゴールデンスランバー』(10/中村義洋監督)などがある。最新作は『HESOMORI-ヘソモリ-』(10/入谷朋視監督)が公開待機中。農業にも意欲的に取り組み、ライフワークとして米作りに参加。定期的に青空市場も開催している。NHK「産地発!たべもの一直線」ではレギュラー司会を務めている。


石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」【STAFF】

■監督・脚本:柴田一成

1967年生まれ。東京都出身。大学卒業後1992年パイオニアLDC(現ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)入社。営業職、宣伝職を経て現在の制作職へ。ホラーやアクション、SFといったジャンル・ムービー志向のプロデューサーであり監督。主なプロデュース作品に『渋谷怪談』(04/堀江慶監督)、『蝉しぐれ』(05/黒土三男監督)、『笑う大天使(ミカエル)』(06/小田一生監督)、『スピードマスター』(07/須賀大観監督)、『こわい童謡』(07/福谷修監督)、『魍魎の匣』(07/原田眞人監督)、『アサルトガールズ』(09/押井守監督)など。脚本・プロデュース作品として『携帯彼氏』(09/船曳真珠監督)がある。そして前作『リアル鬼ごっこ』(08)の監督・脚本でクリエイターとしての評価も確立した。

■アクション監督:横山誠

1967年生まれ。東京都出身。映像・ライブにおけるアクションシーンの演出・出演、スタントマン・俳優の養成などを主とするAAC STUNTS代表取締役。アクション俳優として『未来忍者 慶雲機忍外伝』(88/雨宮慶太監督)などに出演後、渡米し「POWER RANGERS」シリーズのセカンドユニット監督を担当。アクション監督作品に「Sh15uya」(05・EX)、「牙狼-GARO-」(05・TX)、『仮面ライダーTHE FIRST』(05/長石多可男監督)、『K-20 怪人二十面相・伝』(08/佐藤嗣麻子監督)、『仮面ライダーTHE NEXT』(07/田崎竜太監督)。ドラマ「キューティーハニー?THE?LIVE」(07・TX)では総監督を務めた。


■撮影:富田伸二

大学卒業後、アクションのドラマ撮影助手として経験を積み、『レディースMAX Give me a shake』、『新・影の軍団 序章』『人斬り銀次』、『猿飛佐助 闇の軍団』、『猿飛佐助Ⅱ 闇の軍団』、『コワイ女 カタカタ』などの撮影を手掛け、今までに担当した作品は200本を超える。

■照明:田村文彦

アクションやホラーなどの作品を多く手掛けている。主な作品は『ALIVE アライヴ』(02/北村龍平監督)、『太陽の傷』(06/三池崇史監督)、『怪談新耳袋 ノブヒロさん』(06/豊島圭介監督)、『ランデブー』(10/尾崎将也監督)がある。


■美術:黒川通利

1974年、愛知県出身。神戸芸術工科大学を卒業後、舞台や自主制作映画の制作からキャリアをスタートさせ、崔洋一監督の『刑務所の中』(02)などで美術応援を担当。『キャプテントキオ』(07/渡辺一志監督)、『こわい童謡 表の章/裏の章』二部作(07/福谷修監督)、『アサルトガールズ』(09/押井守監督)などの作品で美術デザインを手がける。

■特殊造形:小此木謙一郎

【GaRP】代表 2000年専門学校卒業後、(有)モンスターズにてゴジラシリーズに参加。松井裕一氏の下で「催眠」「殺し屋1」などに参加。2004年M.E.Uにてテレビ「牙狼」の現場造形を担当。そこでAACの横山誠氏と出会い、以降「牙狼白夜の魔獣」(06)、『仮面ライダーTHE NEXT』(07/田崎竜太監督)、『キューティーハニーTHE LIVE』(07・TX)、『K-20 怪人二十面相・伝』(08/佐藤嗣麻子監督)、『20世紀少年』(09/堤幸彦監督)、「名探偵の掟」(09・EX)、「牙狼 RED REQUIEM」(10年秋予定)がある


■編集:正木良典

ライブ、ドラマの編集を手掛け、EXILE、mihimaruGT、コブクロ、RADWIMPS、大塚愛、ケミストリー、木村カエラ、SHAKALABBITS、など様々なアーティストのプロモーションビデオを多数手掛ける。

■主題歌:High Speed Boyz

08年結成。09年にレコードメーカー各社争奪戦の末、ビクターよりメジャーデビュー。エレクトロ×ロック×ダンスを融合させたサウンドと揺ぎない熱いメッセージ、歌詞が若年層に支持されている。アニメ『マッハGoGoGo』とコラボレーションした「BAD CITY」が話題となる。「CHILDHOOD’S END/BAD CITY」(09)メジャーデビュー。 2ndシングル「LONELY NIGHT/HOLD ME TIGHT」 3rdシングル「叶えたい夢がある~4EVER BOYZ AND GIRLZ SPIRIT~」。今回、「△」(さんかく)は映画とのコラボレーション初楽曲となる。


■原作:山田悠介

1981年6月8日神奈川県生まれ。20歳の時、自費出版した「リアル鬼ごっこ」(01)が、若年層の圧倒的な支持を受け続け、現在までに、単行本、文庫本累計220万部を超えるベストセラーになった。続く「@ベイビーメール」(中村義洋監督)、「親指さがし」(熊澤尚人監督)、「あそこの席」(中村義洋監督)の3作は全て映画化され、活字のみにとどまらず、映像コンテンツとしても高い評価を得ている。また、05年に発表した「スイッチを押すとき」は、生と死の意味を問いかける傑作として話題を呼び、06年に山田作品の初の舞台化を実現。その他多くの著作がテレビドラマ化、漫画化もされ続けており、常に注目を集める作家である。

[近年の主な著書]
「8.1」、「特別法第001条 DUST」、「パラシュート」、「その時までサヨナラ」、「ニホンブンレツ」(以上、文芸社刊)、「レンタル・チルドレン」、「ドアD」、「自殺プロデュース」(以上、幻冬舎刊)、「パズル」、「ライヴ」、「オール」、「パーティ」、「アバター」(以上、角川書店刊)など多数。

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」【監督インタビュー】

続編を映画で実現するにあたり、世界観、イメージ、テーマは?

「リアル鬼ごっこ」の原作者・山田悠介さんは、自身の作品が映画化や舞台化される際に、一観客としてその化学変化・発展を楽しむタイプの方で、今回の続編企画に対しても自由にやらせてくださったので有難かったです。原作「リアル鬼ごっこ」の魅力はやはり単純明快な「捕まったら殺される鬼ごっこ」という題材と「全国の佐藤さんが追いかけられる」設定の面白さだと思うので、その点を大切にしながら脚本を書きました。 2009年5月に脚本第一稿を書き上げ、11月にクランクインするまでに八稿まで書き直しましたが、前作で独自に設定した人物設定やパラレルワールドの理屈は踏襲しつつ、続編のセオリーとしてのスケールアップ、新たな事実、新たなキャラクターの登場、さらに前作を観ている人も観ていない人も楽しめる、というこれらすべてを成立させるのは難しかったです。

内容については当初から『エイリアン2』や『インディ・ジョーンズ』シリーズのような次から次へと困難やアクションがあるものにしたいと思っていました。また、山田悠介作品は日常に不条理な出来事が降りかかるものが多く、そこに恋人や家族への愛情が絡んでいます。ですので、この作品でも突然鬼に追われる恐怖を描きつつ、前作が妹や父、亡き母といった家族愛を軸としていたのに対し、今回は恋心を抱く者同士をメインにしました。

石田卓也、吉永淳、三浦翔平出演「リアル鬼ごっこ2」

前作との大きな違いと共通する魅力とは?

前回はひたすら “逃げる”ことを主眼に置きましたが、今度は立ち向かって戦います。現実世界では肉弾戦、パラレルワールドでは銃撃戦が繰り広げられます。銃撃戦は今回こだわった部分で、日本人が銃を持ってもサマになるような世界が作れたと思います。鬼については能力もパワーアップさせましたが、ビジュアルではガスマスク的な姿と目の形状にこだわり、前作のコミカルなルックスに対して、より凶悪さを狙いました。

共通する魅力は、やはり “本気で走る”ということ。本気の走りはそれだけで映画に活力を与え、時にハリウッドの物凄いCGにも勝ります。今回も常に全力疾走であること、カメラが常に動いていることにこだわり、加えて前回は出来なかったワイヤーアクションを取り入れました。キャストはもちろん、それを捉えるカメラをはじめスタッフも前作の倍は走っています。走りっぱなしの撮影に懲りていた石田卓也君は今回は撮影前から走りこんでおり本番は完璧でした。仮面で視界をふさがれている鬼役はほとんどカンで走っていましたが(笑)

キャストについて

石田卓也君は前回に引き続いての主演ですが、一本気なところが翼のキャラクターと合っていて、アクションも含め見事にやり遂げてくれました。吉永淳さんは新人ながら常に気合が入っており、その健気で可憐な姿に現場のみんなが魅了されていました。三浦翔平君は自ら、普段の走り方が変なんです、と言いつつ、慌てて逃げるときと颯爽と逃げるときの走り方を研究してうまく使い分けていました。渡辺奈緒子さんは、前作の母親役がとても魅力的でしたので今回、別の役柄で出演してもらうことにしました。また、大きくてたくましいキャラクターが欲しかったので蕨野友也君を起用しました。

こだわった撮影シーン、苦労した撮影シーンは?

走りやアクションは石田君はじめ全員が満足感を持っています。前回もそうでしたが、あれだけの鬼たちが一斉に走る撮影は統制や安全性が求められます。役者の背後からカメラが車で追いかけるのは、轢いてしまう危険を伴っていますし、そうした中での撮影は大変でした。個人的にはトンネルのシーンが良かったと思っています。適度に狭く長いトンネルで、スピード感やスリルなどやりたかったインディ・ジョーンズ的な画作りが出来ました。大変だったのは堤防のシーンで、寒さと突風に加えヒョウまで降ってきて、ただでさえ大掛かりな撮影がキャストもスタッフも自然との闘いで困難を極めました。また、廃工場のカーチェイスで土埃にまみれた石田君は「何回洗っても土が落ちないんです」と悲鳴をあげていました。


『リアル鬼ごっこ2』
石田卓也/吉永 淳/三浦翔平/蕨野友也/内野謙太/草野イ二/
山崎将平/滝藤賢一/中村育二/霧島れいか/渡辺奈緒子/永島敏行
監督・脚本:柴田一成 原作:山田悠介『リアル鬼ごっこ』(幻冬舎文庫/文芸社刊)
企画:林裕之 プロデューサー:山口敏功/大野貴裕/鶴岡智之
アクション監督:横山誠 撮影:富田伸二 照明:田村文彦 VE:吉村博幸 美術:黒川通利
音楽:佐東賢一 VFXプロデューサー:土井美奈子
VFXディレクター:佐々木一樹 特殊造形:小此木謙一郎 衣裳:川崎健二/松山さと子
ヘアメイク:須田理恵 編集:正木良典 スクリプター:黒河内美佳
キャスティング:北田由利子 助監督:副島宏司 制作担当:山内君洋/丸山昌夫
主題歌:「△」High Speed Boyz(ビクターエンタテインメント)
制作:セディック ドゥ 製作:映画『リアル鬼ごっこ2』製作委員会 配給:ファントムフィルム
(c)2010映画「リアル鬼ごっこ2」製作委員会 (2010/日本/107分/ヴィスタ/ドルビーSRD)
www.onigocco.net