そういうことって、ありますよね!
いや、ねーよ!!
でも起こってしまった!!!
【とある合コン会場にて】
僕「えーと、じゃあ次は君だね。自己紹介をお願いしていいかな」
女子「K子っていいます!」※仮名です。
僕「いい名前だね。学生なの?」
K子「殺し屋です! ウフフ……」
一同「……」
僕「み……皆逃げろー! 殺されるぞー!!!」
・初めて合コンの幹事を受け持ったら、女の子のひとりが「私は殺し屋」だと言いだした! そんな時どうする?
ことの始まりは、後輩男子に頼まれて仕方なく……
といった流れで、合コンの幹事を引き受けてしまったことに始まります。
男子メンバーは後輩の友人がハイエナのごとく15人近くも参加希望者が集まってきたのですが、
話し合いから始まった血を血で洗う闘いを勝ち抜いた2人が見事合コン参加権を獲得。
女子メンバーは数少ない女友達にお願いし、2人連れてきてもらうことに。
結果、僕を含め3対3の会が開かれることになったのでした。
ドキドキの顔合わせを経て、いざ自己紹介!
となったところで冒頭の流れですからね。
僕「いい名前だね。学生なの?」
K子「殺し屋です! ウフフ……」
一同(うわぁ……)
さすがは殺し屋、さっそく場の空気を殺すことに成功したようです。
どうしよう。
初めての幹事がこなす難易度じゃないよ、これは。
もう何もかも投げ出して温泉行きたい。
この空気をなんとかしつつ、彼女には反省してもらいたい。
そこで僕がとったリアクションが
僕「み……皆逃げろー! 殺されるぞー!!!」
でした。
彼女に殺された空気はかすかな苦笑いによってなんとか息を吹き返し、
合コンは続行されたのでした。
ただし彼女の相手は終始僕がすることになったけど。
僕「こないだウチの鶏が死んでたの、てっきり野良猫の仕業だと思ってたよ!
お前が殺ったんだな! この鶏殺し!!」
キリ子「もうあの、殺し屋の件は反省していますから勘弁して下さい」
葬式みたいでした。
K子ちゃんの相手をするのは精神的負担が半端ではなく、
一気に温泉行きたくなった。
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