Kyash、paymo、話題の『個人間送金アプリ』とは? わかりやすく解説

最近、『Kyash』や『paymo』などの個人間で無料送金できるアプリが次々と登場しています。個人間送金とは一体どのようなサービスなのでしょうか?

この記事では、個人間送金アプリの仕組みや利用シーンを分かりやすく説明。さらに、日本で流行るかどうかも考察していきます。

そもそも個人間送金アプリとは?

個人間送金アプリを一言で表すと、「銀行などを介さずに、個人同士で送金しあえるアプリ」のこと。銀行で送金しようとすると振込手数料がかかってしまいますが、個人間送金の場合は送金に手数料がかかりません。

たとえば、リリースしたばかりの『Kyash』の場合、SNSや電話帳でつながっている相手であれば、誰でも送金・請求ができます。相手にアプリをダウンロードしてもらわなくていいので、相手の負担になりません。

送金の仕組み

送金の仕組みを図にしてみたのがコチラ。まず送金したい方は、アプリ内に残高としてチャージしておきます(チャージはキャッシュカードもしくは銀行から)。その残高の範囲内から、相手に送金することが可能です。チャージすることを考えると、感覚的にはプリペイドカードに近いものがありますね。

ちなみに、余った残高はどのように利用できるかというと……。銀行へ出金したり、プリペイドカードを発行して支払いに使ったりと様々。

※個人間送金アプリによって仕組みは多少異なります。

▲Kyashでは送る相手と金額を選ぶだけでOK。銀行口座を知らなくても送金できる。

どういったシーンで使えるのか

まだ馴染みのない個人間送金サービス、どんなシーンで使えるのか幾つか例を挙げてみました。

・「飲み会の支払いで、割り勘をしたいとき」

飲み会の席で割り勘をしようとすると、端数の計算が”なあなあ”になってしまいますよね。一旦誰かが支払いを済ませておいて、送金アプリで後から徴収すれば、スマートに割り勘ができます。

・「プレゼントを共同購入したいとき」

送金アプリがあれば、誰か代表者がプレゼントを購入しておいて、あとから皆でお金を出し合うことも簡単です。

・「旅行やイベントの集金をしたいとき」

旅行やライブなどでチケットをまとめて買う時にも、送金アプリが役立ちます。誰が払って誰が払っていないのかが履歴に残るので、お金の管理が楽なのが特長。

・「子どもへの仕送りに」

離れて暮らしている子どもに仕送りするとき、銀行から入金している親が多いと思います。送金アプリを使えば、手数料がかからないのでお得です。ただし、高額な送金はできないので注意。

個人間送金アプリの比較

送金手数料のかからない人気の送金サービスは、『paymo』『Kyash』『LINE Pay』『Yahoo!マネー』の4つ。それぞれ比較して表にしてみました。

※paymoとKyashは個別にアプリがあるのですが、LINE PayとYahoo!マネーは個別には用意されていません。LINE Payは『LINE』、Yahoo!マネーは『Yahoo!ウォレット』のアプリから、送金サービスを利用できます。

本人確認の有無があったり、銀行への出金ができたりなど、アプリによって少しずつ違いがあります。

個人間送金アプリは日本で流行るのか?

アメリカでは『Venmo』という個人間送金アプリが、若者の間で流行しています。割り勘するときの会話で、「Venmo me!(あとでVenmoで送って)」という言葉ができているほどです。

どうしてアメリカでは流行っているのに、日本ではまだ広まっていないのでしょうか……?

アメリカと日本を比較してみて、個人間送金アプリが日本でまだ受け入れられていない理由を2つ考えてみました。

理由1「法律の違い」

Venmoでは、クレジットカード・デビットカード・銀行の3種類で送金できるのですが、クレジットカード以外は手数料がかかりません。法律がそこまで厳しくないので、銀行送金のハードルが低いのが特徴です。

それと比べ日本の法律上では、個人間送金する際には身分証明が必要になってきます。また、銀行口座に払い出しするのに手数料がかかるなど、問題が多いです。

理由2「そもそも日本はカード社会でない」

日本は現金払いが定着しているので、カード払いでやり取りをすることに抵抗を感じてしまいます。

▲参考:クレディセゾン 2015年度決算説明会

こちらは日米間の決済手段を比較したもの。アメリカではカード決済が比較的多いですが、日本では現金払いが半分ほどを占めています。クレジットカードで支払う『paymo』や『Kyash』に抵抗を感じる人が多そうです……。

ただし、最近はEdyやSuicaなどの電子マネーが普及してきたので、カードでやり取りすることの抵抗は少なくなってきています。

▲Venmoではお金のやりとりが、タイムラインで表示される。

始まったばかりで抵抗感はあるが、カード払いの普及につれて人気が出そう!

個人間送金アプリはまだ始まって間もないサービスなので、抵抗感をもつのは自然だと思います。今すぐ日本で大流行するか、と言われると正直微妙なところですが……クレジットカードの使用率が徐々に増えてきているので、それに合わせて個人間送金アプリも定着していくのではないでしょうか。

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