聞いているのかどうかすら、よく分からない。
そんなやる気不足の状態は、ママの言葉が招いている可能性もあるのです。
自分の子供だからと油断して、ついつい、やる気を削ぐような言葉をかけていることがあります。
ママ自身にも悪気はないのですが、愛する我が子に頑張ってもらいたいという気持ちが空回りすることがあります。
そこで子供にやる気を損なわせないための工夫ポイントを3つ上げてきます。
◆ その1:実はママの言葉が危険!
例えば、
「早くしなさい!」
「たったこれだけでしょ!?こんなのすぐじゃないの。」
「グズグズしない!」
「スタートが遅いわね!」
「お友達はもうできてるわよ。」
そういえばこんな言葉、かけているなって思われる方も多いのではないでしょうか?
もし自分がこの言葉をかけられたらどう感じるか、子供の立場になって考えてみましょう。
「バカにされた」「逆にやる気をなくしてしまった」という状況になるのも納得するのではないでしょうか?
他人には言えないようなキツイ言葉や、自分が言われたら悲しくなるような言葉。
それは、子供にとっても辛い言葉なのです。
「自分の子供だから大丈夫」という考えで安易な言葉をかけるのはやめましょう。
愛する子供は、最も傷つけたくない存在。
なのに、辛くなるような言葉をかけるのはダメですね!
言葉をかける前に、まずは子供の立場と自分の立場を置き換えて考えましょう。
◆ その2:「できる子」には要注意!
色々なことに興味を持ち、なんでもこなせるような器用な子供は、やる気がないということで悩む必要が無いように思われるかもしれません。
ですが、実はそういうわけにはいかないのです。
持って生まれた素晴らしいやる気を、そのまま伸ばしてあげるために、「ステイタスほめ」ということを避けなければなりません。
デキの良い子供の場合、保育園に通う頃からかっけこで一等賞だったり、小学校では作品展に出品されたりと、嬉しい結果を多数残してくれます。
この結果に親が喜び、褒め称えますよね。
ですが、こういった成果ばかり褒めると、「賞をもらえない私はダメ」と考えてしまう可能性があります。
自分の存在価値を、数字で計るようになる傾向があるのです。
これが続くと、後々は自己肯定間に関係する問題になってしまいます。
良い子と悪い子に二分化してしまう、困った心理状態です。
だけど、どんな子供でも、全てにおいて1番でいることなんてできないですよね。
ダメだった時でも「自分が好き」でいられることが、本当の自信というものです。
そんな子供に育てるために、親は結果ではなく、努力した精神力や、しっかり人の話を聞けた集中力などを褒めてあげましょう。
◆ その3:男女の差も意外な落とし穴!
男の子と女の子とで、やる気アップの方法には違いがあるのでしょうか?
これは、まず女の子のママは注意が必要です。
なぜなら、女の子は自分が失敗してしまった時などに、生まれつきの才能が原因ではないかと考える傾向が、男の子より強いと言われているからです。
例えば思うように計算ができなかったり、絵が描けなかった時など。
こういう時に、「私に才能が無いからでは?」と感じてしまいやすいのです。
このような特徴を考慮し、ママは成果にこだわらないよう、気を付けなければなりません。
過程で努力したことを褒め、モチベーションを維持していきましょう。
では男の子はどうなのかというと、元々、男の子のママは努力を褒める傾向が強くなっています。
男の子には根性やガッツを期待する傾向が強く、そのため、最初から努力を誉める傾向があるのですね。
女の子にも、このような点に着目した褒め方を実践していくと良いでしょう。
出典http://news.livedoor.com/article/detail/10145614/?p=2
(ライタープロフィール/ホソカワユイ)
運送や接客、食品関係など様々な職種を経験し、現在は専業主婦をしながらフリーライターとして活動中。雪国新潟県出身だがスキーはできない。新潟県非公式イメージキャラクター「ササダンゴン」と「イヨボヤン」をこよなく愛している
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