女性のキャリアは、長い目で見ると、妊娠出産が大きなネックとなっているのは昔と変わりません。
産休や育休などの制度の充実を図る企業も多数あります。
ですが、これを事実上利用するのが難しいというのが現実です。
まだ未婚の方でも、妊娠を考えている方も、こういった問題はよく考えておいた方が良いでしょう。
夫の協力を得ながら、育児とキャリア形成について、最適な道を模索することが必要です。
◼︎海外のキャリアウーマンは!?
海外には働く女性が多く、社会進出が進んでいるイメージがあります。
例えばオーストラリアなどが代表的ですが、統計によると、約半数の妊娠女性がマタハラを経験しているということが分かりました。
妊娠前にはバリバリのキャリアウーマンだったのに、妊娠した途端、プレッシャーを感じてしまうのは日本と同じです。
女性が妊娠すると、仕事においてネガティブな評価が下されることもあります。
・チームワークの意識が低い
・仕事に対する熱意が低い
妊娠した時点で、仕事に対する情熱が無いと判断されてしまうこともあるのです。
こうした評価があからさまではなくても、ボスがこういった印象を抱くと、これはなかなか、覆りません。
これらの背景の中で、男性並みの仕事をこなして評価される、というのはほぼ、不可能に近いものがあります。
こういった意識が根強く人々の心にある限り、女性が産休、育休を堂々と取りながら、職場に復帰するというのは夢物語のようになってしまいますね。
◼︎壁が多い女性の働き方
女性が働くことが難しいのは、妊娠中の事情だけではありません。
産休後に職場復帰した女性のうち、約1/3が、差別に直面しているのです。
部署の変更や給与が下がった、解雇を示唆されたという声もあります。
出産前には高評価を得ていたのに、やる気はそのままなのに、子供ができただけで職場で手の平を返したような態度をとられると、仕事を継続したいというモチベーションも下がってしまいますね。
法律によって、こういったことが禁止されていても、現実にはこのようなことはよく行われています。
そうして仕事を辞めたりする女性が後を絶ちません。
訴訟まで起こす女性は少なく、これが表面化することは少ないのですが、現実は厳しいのです。
働くママを応援すると言葉で言うのは簡単です。
ですが、その実態を伴うだけの支援をしているかどうかというと、これはまた別の問題ですね。
日本だけでなくオーストラリアをはじめとする海外でも、女性のライフ・ワーク・バランスをどうして理想的に実現していくのか、まだまだ課題が多いようです。
出典http://googirl.jp/lifestyle/1504job109/
※画像は本文とは関係ありません。
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