Q初めて他者の原作を監督していますね?
僕が今まで撮った作品はすべてオリジナル脚本で僕自身がアイデアを考え書いたものだ。 今回は初めて他人の原作を映画にした。 それでもストーリーをより面白くするため脚本自体は今回も僕が書いているけどね。 自分らしい脚色ができる作品を探していたんだ。 ワクワクする素材でありながら同時に自分の味も出せる。 この原作はまさにそういうものだった。
Q今回のストーリー設定は?
この世界には4つの国がありそれぞれが1つのエレメントを操る。 火 水 土 気だ。 この4つの国は平和に暮らしていた。 全てのエレメントを操るアバターという存在がいて彼によって均衡が保たれていたんだ。 しかしこの物語ではアバターは消えていてさらに火の国が反乱を起こし他の国を侵略する再び現れたアバターはわずか12歳だった。 世界は大混乱におちいり1つの国が滅んでしまう。 これは世界を救う運命を背負うアバターを描いた物語だ。
Qアンを演じたノア・リンガーの印象は?
ノアの武術センスはすばらしかった。原作のアンそっくりだったよ。
Qベンダーの能力とは?
各エレメントを操れる人間のことをベンダーと呼ぶ。 たとえば水の国でいうと全国民ではないけど10人に1人の割合で水を操る能力を持つベンダーがいるんだ。 能力の種類やレベルには個人差があるんだけどね。 観客も観終わったあと自分がどのエレメントかどういう能力を使えるか想像すると楽しいだろうね。
Qグリーンランドで撮影したそうですが?
撮影はグリーンランドで始めた。 フィラデルフィア以外で撮影をしたのはそのときが初めてだったよ。 楽しみだったけど不安も感じてたね。 気温はマイナス40度だし危険もあるし2週間近く吹雪に見舞われることもあるしね。
Q童心に帰れる作品とのことですが?
この映画を観て魔法を信じる子供の心を取り戻してくれたらいい。それが僕らの願いだよ。
Q役に興味はあった?
原作が大好きだった。 この物語は楽しいだけでなくて哲学的な面もあるんだ。 信念の追求や自分探しといったテーマにはとても興味をそそられたよ。 この映画のシナリオを読んでとても感動したんだ。 アクションにとどまらない奥深いテーマが感じられたね。
Qシャマラン監督のファン?
「シックス・センス」が大好きなんだ。 それに「アンブレイカブル」や「ヴィレッジ」も最高だった。 僕はシャマラン監督の大ファンで尊敬している。 彼の作品に出演することは夢だったんだ。 だからうれしいよ。
Q演じているサカはどんな人物?
僕が演じている役は南の水の国のサカだ。 妹のカタラと一緒にアバターである不思議な少年を氷の中で発見するんだ。 でもサカとカタラは火の国に捕らえられてしまう。 そして2人は決断を迫られる。 彼を助け世界を救うか、とね。
Qトレーニングは受けた?
撮影前にロスで2ヵ月トレーニングを受けた。 戦闘シーンが多いのでいろいろな武術を集中的に練習したんだ。 カンフーやレスリング組み技などだ。 撮影中もトレーニングが続いた。 これだけの戦闘シーンだと安全の確保も大切だろ。 相手にするのは一流のスタントたちだからね。 ちゃんと防御しないと痛い目に遭う。 だけどトレーニングは楽しかったよ。ギャラをもらってしかもカンフーを学べた。
Qベンダーの能力とは?
ベンダーの能力はみんなが気になるところだろう。 簡単に言うと彼らはエレメントを操れるんだ。 瞑想したり思考を巡らせたり自分の力を信じることによって水を湧き上がらせたり氷に変えたりできるんだよ。 ファイヤーベンダーなら火柱を放つことも可能だ。 土と気のベンダーにも同じような能力が備わっていてそれぞれのエレメントを操れる。 そんなことができたらきっと楽しいだろうけど、僕が演じるサカには特別な能力がないんだ。
Qアバターとは?
この物語にはそれぞれのエレメントを操る4つの国が登場する。 つまりエレメントは4つ。アバターはこのエレメントをすべて操ることができるんだ。 アバターは唯一の存在。だからその能力は死んで初めて受け継がれる。ある意味でとても仏教的な考え方だね。
Q完成版を観た感想は?
撮影が終わり完成作品を見て感動したよ。 撮影は緑色のスクリーンの前で進められた。 説明は受けるがセットも何もない。 だから完成した映像を見てとても驚いたんだ。 どの場面も撮影した時のことを鮮明に覚えているよ。 監督とILMのスタッフが協力して見事なCG映像を制作し撮影映像と組み合わせた。 見る価値のある仕上がりだったよ。 完成版で自分の姿を見るのはまったく新しい感覚だった。
Qサカにはロマンスがある?
僕が演じるサカはベンダーである王女と恋に落ちるんだ。 分かるだろ?サカはエレメントの代わりに女性の心を操れるんだ。 女心のベンダーさ。今のは冗談でサカは優しい男だ。とにかく彼は恋をする。 相手は北の水の国に住む王女だ。一方サカは南の水の国で戦士たちを率いている。 2人は引かれ合いすぐに接近することになるんだ。
Qどんなストーリーですか?
この物語には誰もが共感できると思う。信念を追い求めなるべき自分を目指すことがこの物語のテーマなんだ。 困難を伴うし恐ろしい場面にも遭遇する。 だけどとても楽しめる作品だよ。 CGや特殊効果アクションも満載だ。 ラストの戦闘シーンは絶対に見逃さないでほしい。本当にすばらしいんだ。どんなCGを加えるのか教えてはもらってたけど実際に完成した映像を見て驚いたよ。
Qカタラはどんな人物?
カタラは水を操るウォーターベンダーなの。 サカというお兄さんと一緒に水の国でアザラシ猟をしてる。 ある日彼らは氷の球体に閉じ込められた男の子を助ける。 実はその子はアバターでカタラはその子と一緒に旅に出ることになるの。
Q役作りのために武術の訓練を?
武術をたくさん習ったの。 私の場合は10月から始めて2月まで続けそのあとフィラデルフィアに移った。 そこで私を含むキャスト4人が集中訓練を受けたの。 一日に8時間も特訓してワイヤーアクションもしたわ。 私は太極拳も習ったの。楽しかった。
Qシャマラン監督とはどうでしたか?
シャマラン監督はすごい人よ。 一緒に仕事ができて幸運だわ。 監督として素晴らしくこの作品でも家族や精神性などの重要なテーマを盛り込んでる。 実際に観ればそれが伝わってくるわ。
Qグリーンランドでの撮影は?
グリーンランドは美しくて幻想的な未開の土地だった。 夜遅くに滞在した時なんてマイナス31度のなかで過ごしたのよ。 ヒーターにジャケット厚いブーツもはいて10キロ以上は重くなった感じだったわ。
Q武術の訓練でどんなことを?
武術の訓練ではまず基本としてカンフーを習ったの。 でも水を操る者にとってはカンフーより太極拳のほうが相手の力を利用する分相性が良いの。 太極拳の練習は楽しかった。 実際のシーンでもカタラが太極拳の修行をしていてとても美しい動きを見せるの。 そのほかにもカタラとズーコが命を懸けて戦うシーンがあるの。そこで彼女は水の力を使うわ。 津波を起こして相手を殺すこともできる。でも同時に人々を救える力でもあるの。
Q太極拳の動きとは?
太極拳は動きがとても繊細で手の向きにも決まりがあるの。 覚えるのは難しかったけど映画では水のCGが加えられて幻想的よ。
Q苦労したシーンは?
カタラとズーコが戦うシーンは大変だったけど撮影していて楽しかった。 演技力と武術の両方が一度に試されるシーンだからやりがいがあったわ。
Q作品の魅力は?
素晴らしい出来で興奮しちゃったわ。 「ロード・オブ・ザ・リング」「スター・トレック」のように大人も子供も一緒になって観ることのできる映画よ。 人間の精神力 家族の絆善と悪の戦いなどとにかくすべてが描かれてるわ。
Qズーコはどんな人物?
ズーコは悪役だが冷酷な人間じゃない。 彼はアバターを捕らえ父に届けるという重要な使命に人生を捧げているんだ。
Q物語の舞台は?
物語の舞台は架空の世界だ。 そこには 気 火 水 土の4つの国が存在している。 それぞれの国にベンダーがいて彼らはエレメントを操ることができるんだ。
Qアンとズーコの関係は?
アンは救世主だ。4つのエレメントをすべて操ることができる存在さ。だけど100年も前に姿を消してしまったので伝説上の人物だと思われている。そのアンを捜し出すことがズーコの使命だ。
Qズーコの葛藤とは?
ズーコは善と悪の間で揺れ動き常に葛藤している。自分が有する強大な力とも戦っているんだ。彼は最強の国の王子であり全軍の指揮を担っているわけだからね。
Q本作の魅力は?
これは架空の物語。4つの国が舞台になったすばらしいおとぎ話だ。登場するベンダーや生物はとても想像的だ。
『エアベンダー』
7月17日(土) 丸の内ルーブル他 全国ロードショー
(C) 2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
配給:パラマウント ジャパン
www.airbender.jp
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