無理なダイエットや忙しさで カラダをいじめていると、いざ欲しいと思った時になかなか授かれ ない。なんて悲しいことにもなりかねません。 特に、生理痛が重い人、生理の周期が乱れがちな人には意識して欲しいものです。
■妊娠に特に重要な3つの臓器
東洋医学では、カラダを5つの臓器にわけて健康を考えます。 東洋医学でいう五臓(肝、心、脾、肺、腎)の中で、特に妊娠と関わりが深い臓器は 「肝、腎、脾」と、いわれます。
●血液の巡り、筋と関わる「肝」
●生殖、成長、発育に関わる「腎」
●食事からエネルギーを生み出す「脾」
妊娠という視点からみた時、
肝が血液力、腎がホルモン力、脾が着床力を左右するとも考えられます。
つまり脾は 妊娠を維持する力、流産しないための大事な役割を担います。
■脾にトラブルがある場合は 脾を養うことが最優先
脾が弱ってる人の特徴は以下の通り。
①軟便、下痢、便秘などがある
②胃腸が弱い
③無性に甘いものが食べたい
④猫背になりがち
⑤筋肉がうきにくい
⑥ストレスが多く、胃が痛む
脾が十分に働かないと、いくら他をケアしたくても 栄養が吸収されず 排出されてしまいます。 脾は、カラダかエネルギーを取り入れるための大切な入り口なのです。
■脾を養うには 食生活や食べ方が大切
よく噛んで、消化吸収のいいものを食べ 食後はすぐに動かずにリラックスを心がけましょう。 また、ストレスを溜め込まない、リラックスするなどメンタルバランスを整えることもとても影響します。
■プラスの効果にも期待
脾がしっかりしてくると、カラダの中心に力が入る感覚が分かったり 気持ちもしっかりし、クヨクヨしたひら憂鬱な気持ちに襲われることも少なくなる、 という 嬉しい効果もあります! また顔色がよくなったり、くすみがとれるという美容面でも嬉しい効果がたくさん。
体質改善やカラダづくりは、「即」というわけにはいきません。ぜひ、今日から はじめてみてください!!
<プロフィール>
笹村 真理子 薬剤師として7年間肌と美容の専門薬局で勤める。漢方の処方を取り入れた手法で延べ300人以上をカウンセリング。独立した現在は、美味しくて飲み易い漢方ハーブティのsasamaryブランドを展開。お茶会や漢方講座を通じて女性特有の不調に役立つ漢方の知識を伝えるセミナーなども多数開催。
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