【2014PSM北九州ホームタウンDAY 仁川戦コメント】柱谷 幸一監督
【試合総括】柱谷 幸一監督
開幕の2週間前に昨年と同様、こうしてプレシーズンマッチをできたということは非常によかったと思います。特に仁川の関係者の皆様には感謝したいと思っています。Kリーグで昨年7位という非常に強いチームと今日はゲームができたことで、選手たちにとって実際に肌で強さを体験できたということは開幕に繋げて行けるのではないかと思います。ゲーム内容的には非常にいい内容で進めていって、我々にもチャンスがありました。そこを決めていれば勝てるというチャンスがあったので、結果的には負けてしまったということは非常に残念に思います。そういうところをしっかり突き詰めていって開幕まであと2週間ありますから、しっかりみんなと話をして、いいトレーニングをして、開幕では結果を出せるようにしたいと思います。
【以下、質疑応答】
Q：仁川ユナイテッドはどのようなものだったか、また今日の試合を見て仁川ユナイテッドのチーム力とはどのようなところかを冷静に判断してください。(韓国メディアより)
A：最近のACLでの韓国チームの成績を見ても、Jリーグを力の上でも上回っているのではないかと思います。そのKリーグで昨年7位だったチームだから、Jリーグで戦っても当然7位以上の力があるのではないかと思います。選手個々の力を見ても、高さがある選手であったり、スピードがある選手だったり、パワーがある選手だったり、技術を持っている選手であったり一人一人の持っている特徴も非常に高いレベルにあると思います。昨日のパーティーでも監督ともいろいろと話をさせていただいたのですが、その中でも監督は「自分たちは市民チームなので資金力的には真ん中くらいだろう。やはりKリーグ上位にいるチームは更に強い。」という風に聞いたので、それを聞いて今日やってみると、本当に強いチームの力というのは更にレベルが高いのではないかと感じました。
Q：ギラヴァンツ北九州は去年と比べてチームにどのような変化がありましたか。(韓国メディアより)
A：昨年は多くのの選手が変わって、全く新しいチームとして戦ったのですけれども、ほとんど通用しませんでした。今年は昨年戦ったメンバーが20人残りました。昨年1年間戦ってきたベースと、新たに8人の戦力を加えたので昨年より全体のベースは上がってきていると思います。
Q：今日のスタメンのメンバーであったり交代など、監督としての狙いを教えて下さい。また、今日の試合を見て今度どのように改善していこうと考えていますか。
A：今日は5人新しい選手が入ったのですが、先ほども言ったように、昨年からいたメンバーというのはいつ、どのタイミングで入っても、チームの戦術にフィットしていけるということに関しては自分自身も自信を持っているので、今日は5人の選手がどういうプレーをしてくれるかを見たかったですし、それぞれの特徴をチームの中で出してほしいと思っていました。それぞれがそれぞれの良い部分を出してくれたのではないかと思います。残り2週間あって、来週も非公開ですけれども練習ゲームを入れているので、そこで開幕戦どういうメンバーでいくかというところをテストしたいです。この場で開幕戦どういうメンバーでいくかというのはまだ言えないです。全体の底上げはできたのではないかと思っています。
Q：新しい戦力として原選手をFWとして起用していましたが、今日の評価はいかがですか。
A：まだ彼自身の判断というところで、良い判断ができていない。足元で受けるのか背後で受けるのかというところや、そこはもうちょっと走った方が良いのではないかというところで受けにいくところなどがあります。あとうちは2トップでやっていますが、池元とのコンビネーションが重要です。ポジションは良い関係を作れていてもそこでミスが出たりして、うまくいってないところはありますが、徐々にお互いの良い関係を作れていくのではないかと思います。2トップだけじゃなくて、周りの中盤の選手たちも原一樹の良さを理解できてきているので、もう少しゲームを進めていけば、彼に本当の意味での決定的チャンスが作れるのではないかと思います。ゴールに入っていくスピードや強さに関しては、今日はそれほどシュートは打てませんでしたが、シュートは上手いし、左右両足蹴れますし、ヘディングも強いので、ペナルティエリアの中で非常に力を発揮できる選手だと思います。周りがそこに良いボールを供給してあげることで、得点のチャンスに繋がるのではないかと思います。
Q：今日の試合でできたところ、またできていなかったところについてはいかがですか。
A：一番良かったのは、90分多くの選手がプレーできたというところです。特にディフェンスラインとゴールキーパーと中盤の選手たちです。なかなかキャンプの中で90分のゲームをセッティングできなかったので、今日こうやって90分やれたのは一番よかったのではないかと思います。もう一つは強い相手と試合ができたというところですね。今日のチームはJ2の中でも昇格を狙うくらい、或いはそれ以上の力を持つチームだったので、そういうチームと今日やれたので、残りの2週間でビデオを見たりして、足りなかった部分やできなかった部分に関しては修正していきたいと思っています。
Q：中盤の小手川と川島がポジションを何回か変えるところが見受けられたのですが、監督の指示なのか、本人たちの判断なのか、どちらにしてもそれぞれのポジションでの意図は何ですか。
A：攻撃に関しては、選手たちにはクリエイティブにやるように言っていますし、サッカーは攻撃に関しては自分たちでアイディアを出してやるものだと思いますので、ポジションは自由に変えていいという風に言ってあります。川島は左利きで小手川は右利きで、川島は右にいても左にいてもプレーできる選手ですし、小手川も右も左もプレーできる。右利きの選手が右でプレーする良さもあるし、左の選手が左でプレーする良さもある。逆に左の選手が右サイドでプレーする良さも出せるので、その時その時に合った攻撃ができれば、右左っていうのは特に関係ないです。
