栃木の竜巻、143棟損壊 気象庁
竜巻は僕の実家の近くを通りましたが、家族は全員無事でした。
ご心配をおかけしました。
メールや電話ありがとうございました。
怪我をした皆様。
家屋が損壊した皆様。
謹んでお見舞い申し上げます。
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栃木県で4日、竜巻とみられる突風が発生し、鹿沼市や矢板市などで3人が軽傷を負い、143棟が損壊した。気象庁によると、南から湿った空気が入り込んで大気が不安定になっていたという。竜巻は2日、埼玉県越谷市や千葉県野田市で起きたばかりで、気象庁は現地に調査班を派遣した。
被害は鹿沼市から北東の矢板市にかけた約30キロの範囲で、ほぼ直線上に確認された。鹿沼市では午後0時20分ごろ、矢板市で同1時ごろに被害の報告が消防にあった。
県と各地の消防によると、鹿沼市では男性(52)が割れた窓ガラスで肩を切り、男性(77)が足を打撲した。資材工場の屋根がはがれるなど建物73棟に被害があった。矢板市では男性(60)が軽傷で、57棟が損壊した。宇都宮市では2棟の屋根が飛ぶなどし、塩谷町では11棟が被害を受けた。4市町で60本以上の倒木も確認された。
東京電力栃木支店によると、電線が断線した影響で矢板市の約1300世帯が一時停電したが、午後4時すぎに復旧した。
気象庁は、4日昼すぎ、鹿沼市から矢板市へ移動した積乱雲の塊をレーダー解析で確認。矢板市の被害については、目撃情報から竜巻と断定した。
5日にかけて近畿から北海道までの広い範囲で積乱雲が発達し、各地で竜巻が発生する恐れがあるとして、気象庁は注意を呼びかけている。
一方、4日は九州から東海にかけた広い範囲で非常に激しい雨が降った。岐阜県大垣市で1時間に108・5ミリを観測するなど、9地点で1時間に80ミリを超す雨量を観測した。
朝日新聞社