日本初のミニチュアダックスフンドの警察犬
ニュースなどでもやっていましたが…
事件や災害などの現場で、容疑者や行方不明者の捜索などにあたる
「嘱託警察犬」の委嘱書交付式がありましたね。
そこには、１月の試験で選ばれた民間のシェパードやラブラドルレトリバーなど
の警察犬ではおなじみの犬種たちがズラリ。ただ１頭珍しい犬種がいました。
それは…「ミニチュアダックスフンド」です。
全国で初めての警察犬で、名前はベッキー（３歳）女の子です。
警察犬と言うのは、実は２種類ある事を皆さん知っていますか？
各都道府県の警察が飼育・訓練・管理を直接運用するのが…
「直轄警察犬」（ちょっかつけいさつけん）。
そして…一般家庭や民間施設が飼育・訓練した優秀な犬が、
指導手（訓練士）とともに警察の要請を受けて活躍するのが
「嘱託警察犬」（しょくたくけいさつけん）
この２種類の警察犬がいるんです。
今回のミニチュアダックスフンドの場合は「嘱託警察犬」です。
そもそもは、ミニュアダックスフンドと言う犬種は、警察犬に向いているのでしょうか？
ダックスフントは「ドイツ」が原産国です。
巣穴の中にいるアナグマを狩る目的で、手足が短く改良された狩猟犬です。
スタンダードサイズのダックスは、体重が９キロ〜１２キロと大きめです。
日本で飼われている、ミニチュアダックスは…
スタンダードサイズのダックスが入れない場所で生きる、
アナグマ以外の獲物（ネズミ、穴ウサギ、テン）を狩る為に改良されたものなんです。
もともとは猟犬として働いていたのですから
今回のような目的であれば合っているのだと思います。
それは、災害地で捜索救助犬として働くためには辛抱強くて訓練士の指示を
聞き分けるという性格が問われます。
小さな場所に獲物を探しに行けるほど、細かい場所を見逃さないこの
犬種が性質的にも身体のサイズ的にもピッタリです。
人の命を救う為に力を発揮してくれると思います。
わんちゃんと言うのは、人間と家族のように暮らす反面…
こうして人間の為に働いてくれる子もいるんですよ。
※写真は日本経済新聞より抜歯させて頂いています。
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