『INNER BATTLE』 (葛藤)
「戦いは外にあるのではなく、あなたの内側にある。」
嫌いなものを好きになれと言われても無理な話である。
また好きなものを嫌いになれと言われても答えは同じである。
あなたが罵り(ののしり)たくても俺は賞賛(しょうさん)したい…
あなたが命令しても、俺は俺でありたいのである。
「これをしろ」、とあなたが言っても、「俺はやりません」と答える。
「どうしてだ」と聞かれても、「どうしても」と俺は答える。
世間体だの常識だのと言われても、俺には「信じないと地獄に行く」
という宗教の布教と何ら変わらない違和感を感じてしまう。
あなたが気張りたいなら気張ればいい…
俺は静寂の中に留まりたいのである。
あなたが喧嘩腰になっても俺は平和でありたいのである。
THE BIBLEには
「私は自分でしたいと思う善を行わないで、かえってしたくない悪を行っています。
もし私が自分でしたくないことをしているのであれば、それを行っているのは
もはや私ではなく、わたちの中に住む罪です。」
とある。
罵る(ののしる)己となだめる俺…
怒り心頭に発する己と冷静沈着に振る舞う俺…
なんでも嫌う己と全てを愛そうとする俺…
我が内に今日も己と俺が罵り、なだめ、葛藤し、没頭している…
醜い己と美しさを慕う俺が今日も言い争い、苛立ち、落ち着きすましている。
どちらが支配するかはわからない…
魂のROCKERの
「全て疲れた人、重荷を負っている人はわたしのところにきなさい。
わたしがあなたを休ませてあげます。」
と言う言葉が俺の唯一の慰めである。
今日という日があなたにとって慰めを感じられる日となりますように…
「己と俺。葛藤と没頭。動と静。己が俺に喧嘩を売っている…」
2020年 2月 4日 火曜日
アーサー・ホーランド
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