「日本の夏」
Bona tarda☆
日本の夏は本当に暑いね。
もう何回も味わってるけど、いつ来てもこの暑さは地獄だよ。
そんな事を言っておきながら毎年来てほぼ毎日クリニックを展開してるんだから矛盾してるよね(笑)
でも、この暑さの中でサッカーをするのは本当にどうなのかと感じている。
練習ならばまだしも、この暑さのなかで大会が開かれ、しかも日中の一番暑い時間が試合時間。
先週、群馬にクラブユースの全国大会を見に行ってきたんだ。
キックオフの時間は10:30と13:00。
試合観戦してるだけでも辛い環境なのに、そんな中で日本一をかけて戦わなければいけないのは凄くおかしい事だと思う。
1日目と3日目を見に行ったんだけど、3日目はどのチームも疲れが見えた。
色々なチームの監督さんと話しもしたけれど、どれだけ大会に向けて準備を行っても暑さ対策もしくは、選手層が大きく左右すると言っていた。
本当の実力、全チームの選手達が最高のパフォーマンスを出せる環境を整えるのが運営する側に与えられている義務のはずが、どういう目的で開催しているのかが分からない。
運営する人間にまずあの環境でサッカーの試合を自分達でプレーして味わってもらいたいね。
そうすれば選手達の辛さが分かるんじゃないかな。
このまま毎年同じように開催され続ければいつか選手達に不幸が訪れる危険がありすぎる。
各チームから暑さで体調を崩していると聞いた。
試合中に救急車で運ばれた選手もいたそうだ。
ニュースで熱中症で亡くなられている人達がいるのに、そんな中でサッカーをさせる事が許せない。
単純に試合時間を遅らせて、陽が沈む時間からの開催でも十分なはずだ。
ナイターの問題と言う声も聞いたけど、選手が倒れる事を考えれば単純にナイターの無い会場を使わなければ良いだけの話し。
そしてもう一つ。
Uー18のクラブの日本一を決める大会と言うのは将来プロ選手になる選手達が日本一をかけて戦う大会。
どうしてもっと色々な人達が観にいける場所で開催しないのだろうか。
群馬県でしか芝のグランドが揃ってないはずがない。
アクセスも悪いし、試合会場の中には日陰すらスタンドすらない会場もあった。
身近にサッカー少年達も観に行ける場所で開催すればもっと盛り上がり、日本の将来にも影響するはずだ。
こう言った部分ではまだまだ日本はサッカーの発展が遅れているのかもしれない。
しかし、目に見えて変えれるこの状況は参加するクラブが団結して反対していく必要がある。
何かが起こってからでは遅い。
目に見える危険な環境は今すぐにでも変えていくべきだ。
日本の子供たちの環境は想像以上に過酷です。
サッカーをする環境は良くはなっていると思いますがグランドの使用を制限されているので多くの子供たちに良い環境でサッカーをしてベストなコンディションを整えてあげたいですね。