手元。
下を見て、下を知り、下を味わう。
全てが無くなり、雑工員として
働いたのが丁度、3年前。
2015年の9月のこの日。
誕生日の翌日だった。
何も分からず現場に行き
ひたすら指示通りに物を運び
時に手元に付き作業を行った。
それが足立区の現場、ホテルの改装工事。
なぜ、自分はここにいるのか?
なぜ、この作業をしているのか?
現実を受け止めるまで少し時間がかかった時期だった。
非常階段での休憩中に夕日を見ながら
必ず戻ってやる。
なんて思ったり(笑)
それからこの雑工員としての生活が続き自問自答の日々を
過ごした事もあった。
あれから、前進。
お世話になった雑工員生活にピリオドを打ち
法人設立、再び自動車業界に返り咲き
レース活動に戻る。
あの日、夕日を見て絶望を感じながらも
強く自分に誓った事、忘れない。