遣る瀬ない
コンニチワン
飛田さやかです
小さい頃から
あんたの声は
ディズニーに出てくる
お姫様みたいねって
言ってくれた先輩
４日前の誕生日に電話くれて
おめでとうって
さやさ言霊ってあってさ
あんたの声は人を癒して
元気づけるバワーがあるよって
言ってくれた先輩
大好きだった
なのに気づかなかった
２年前に結婚して
お子さんも生後６ヶ月
まだ３９歳
ｽｷﾙｽ癌だった
４月に病院行った時には
余命２ヶ月って言われて
２ヶ月後がさやの誕生日だったから
誕生日に私が死んだら
さや激怒するね
あの子は何処に居ても
きっと駆け付けてくる子だから
長生きしなきゃねって
笑っていたのだとか
息子の空星を抱っこした
まだﾍﾞｨﾋﾞｰなのに
母がもう居ないのを
分かってる気がした
もう悲しいし悔しいし怒れるし
何がなんだかもうもうもう
きっとこーゆー事を
遣る瀬ないって言うんだろうな
私がもし先輩なら
幽霊でも良いから
空星の側に居たいと願うだろう
初めて歩く所とか
初めて話す言葉とか
初めて食べたご飯とか
運動会とか誕生日とか
初めての友達とか
初めての彼女とか成人式とか
幽霊でも良いから側に居たいと思う
んじゃないかな？って思ったら
先輩何やってるんですか？
ってやっぱり怒ってしまう
はぁ～
やっぱり遣る瀬ない
旦那さんが言ってた
さやちゃん人は泣いて産まれて
笑顔に囲まれて
笑って死んで涙に囲まれるんだねって
そうかもしれない
そうかもしれないけど
あんまりにも早すぎる
早すぎるよぅ
さやか
