秋川雅史さんのドン・ホセ
何を隠そう、歯科医を目指すまでの私の夢はオペラ歌手
3歳からピアノを、小学校からは声楽も勉強してかなり本格的に音楽家を目指していました。
高校に入るまでは音楽の道に進むか、それとも他の職業に就くか…本当に何ヶ月も悩み…
現代と違ってインターネットなどの情報が豊富にある時代ではありませんでしたから、同じ門下生だった先輩のその後を伝え聞く程度が関の山。
舞台の上で華々しく歌うオペラ歌手の方々と自分を見比べ、どう考えても容姿や実力に確固たる自信が持てませんでした。
両親ともじっくり話し「やはり音楽の道は諦めよう。」と決めた夜のことは今でも忘れられません。
そんな経緯がありましたから、オペラを観たりクラシックのコンサートに行くことが実はつらく…本当に久しぶりの機会だったのです。
今回の『カルメン』は秋川雅史さんが初めて本格的なオペラに挑むとのことで、会場は沢山の秋川ファンで埋めつくされておりました
ファンの方から送られた美しい薔薇の前で思わずパチリ
美しく妖艶なカルメンとそれを取り巻く登場人物の圧倒的な歌唱力にぐいぐい引き込まれます。
母がイタリア語を習っている先生の旦那様がエスカミーリョ役の東原貞彦さん。
私はその後しばらく「闘牛士の歌」が頭から離れなかったほど…素晴らしい歌い手さんでした
大人になって再びこうしてクラシックを楽しめる日々が来るとは思ってもみませんでしたが、昔の情熱を思い出し少しセンチメンタルな気分に…
秋、ですね
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