ターニングポイント、写真と思いの分岐点・・・
たまには自分の写真作品を見返すと色々な発見がある。
2011年5月の連休、京都の梅小路蒸気機関車館に足を運んだ。
訪れたのは人生2度目となるが、扇形車庫に納まった蒸気機関車達を見ると
あまりのスケールの大きさに感動して言葉を失うほどだったのを覚えている。
動態保存され、SLスチーム号として動いている機関車もあるが、
静態保存で動いていない車体の全体を見るも良し、細かいパーツの一つ一つを
じっくり見るも良し、いつまでたっても全く飽きない・・・
蒸気機関車にはそんな不思議な魔力があるのかもしれない?
私自身、蒸気機関車が現役で走っているのを見たことのない世代だが、
間違いなく蒸気と言う名の魔力に毒されている・・・
この日は、カメラのファインダーを覗きながら、広田先生のあるコメントを
頭の中に思い浮かべながら夕方まで夢中でシャッターを切った。
「もしも機関車が口をきけたなら、かっこよく撮ってくれてありがとう」と言ってくれる写真・・・
その時撮影した写真をさらに厳選して、数年前に写真集としてまとめたのがこれ。
さすがに広田先生の写真集には遠く及ばないが、自分中で納得いく写真が撮れたなら
まとめておくと、1つのターニングポイントになる私は思う。
数年後見返すと、色々な意味で自分の成長度合いも分かるし、撮影したい方向性の
確認にもなる。
皆さん、撮り貯めて眠っているデータはもう一度見返してみてはいかがでしょうか?