呪い
呪いを受けている人の相談を受ける事があります。
実際呪いも様々あって、多くの場合呪いとまでは言えないレベルの
負の念の影響で今の状態になっている事が多いものですが
中にはよく持ちこたえていると思えるほど明確なケースもありました。
この世界の人の意識は往々にして自分を基点とし易いので
他に対し心の中ではどうしてもうらやんだり嫉妬してしまいます。
その結果、顔は笑っていても心では逆の感情となる事もあり
その積み重ねや更なる不運で心は闇に囚われ
他人の言動や行動を全て裏返しに捉えてしまう事もあるものです。
そんな心の状態で人の不幸を全身全霊で願う事で
道ずれ的な感情に支配されていますと
そのエネルギーはとてつもなく強いものとなり
逆に自身の心身は常に巡る「返り」に耐えられなくなり
その感情に支配されている間
日常生活ができないほどバランスを欠いてしまいます。
そしてそのエネルギーを受ける側は
バランスを欠いた本人の日常に連動されます
部分的な激痛からはじまり、眼の違和感、肩から上部分の重さや圧迫感
上腕部に来る急な怠さや鈍痛、そして長い間の体調不良など
明確な症状としてあらわれ良くなったり悪化したりの波を繰り返します。
さて恨む側は“思い出す度”にその時の恨み苦しみがよみがえり
その時受けた感情がありありとそこで再現され
常に変わらぬ怒りや憎しみのパワーで飛ばし続けるわけです。
例えば幼い頃のいじめを、数十年経った今でも同級会通知が来ると
その時の奴を思い出し憎しみが浮かぶ・・・
それはもはや呪いと同じです。
時折、同じ場所に不調や痛みなどを繰り返しているなら、あるいは・・・
またある時伺った家は
入ってから空間そのものがあまりに重苦しく
室内に居るだけでまるで溺れているような感覚になりました。
相当な恨み憎しみでその空間から人を追い出そうとしているようで
それらを伝えると、まさに一族がその家を巡り財産争いの最中で
殺人未遂と言って過言ではないような事までされていたり・・・
呪詛や藁人形などももちろんそうですが
人の心が成す力の作用をもう少し知ってもらえれば
結果最後は全て自身に戻ってくる行いを変える事ができるはずです。
そして一番怖いのは、それを知って上で行う覚悟
命を懸けて人を倒す時のエネルギーはそれを上回る事がなかなか難しいのは当然。
そしてそれが自分への呪いの場合、それを解くことは誰にもできないのです。
命を大切にしましょう。
合掌 浄霊師 神島千尋
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