オリンピック期間中の生活
こんにちは。まだ時差ボケが抜けきらないですが、日本での生活に戻りつつあります。
今日は大会中にどのようなスケジュールで動いていたのかについて書きたいと思います。
オリンピックは各国チーム対抗戦で、チームメンバー5人のうちの4人が相手国の選手と対局して、その勝ち星の数で、チーム勝敗を決めます。ちなみに勝ちが1ポイント、引き分けが0.5ポイント、負けは0ポイントで数えます。休む人は体調や棋力、対戦相手国などで総合的に判断して試合当日の朝9時までに決めて、運営側に伝えます。
試合開始は現地時間午後3時なのですが、対戦国は前日の夜には発表されてそこから試合はすでに始まっています。というのも、相手国が誰を休ませるかというのは、当日の朝にならないと分からないのですが、席順は決まっているので対戦相手が2人に絞れるからです。
チェスの国際大会では基本的に試合の記録はその日のうちにインターネットで公開されるので、国際大会に出場している選手の棋譜でしたら容易に見ることができます。そこから対戦相手が指してくるであろう先方などを予想してチームメイトやコートと一緒に準備をします。
右から2番目にいるのが、セルビア人コーチのミーシャです。彼はセルビアの代表になれるほどプレイヤーとしても強いのですが、コーチをするほうが好きなそうです。今回もとてもお世話になりました。
準備していったとおりになることは実はそれほど多くないのですが、こういった試合前の駆け引きもまたチェスの醍醐味の1つですね。
ちなみに朝は遅めの起床でした。長い試合だと1試合で5時間を越えるので、かなり疲弊するので、休息は欠かせません。
そして昼食を取って、午後2時のバスでホテルから試合会場へ向かいます。
試合会場はこんな感じです↓
試合が終わった選手から会場から追い出されるので、帰りはバラバラにシャトルバスでホテルまで帰ります。
という感じで毎試合消化されていきます。