大会まで一週間
選手たちは最後の追い込み練習を終えたところでしょうか。
あとは疲れを抜きながら体重調整。
前日の計量に照準を合わせます。
さて、今日はザカリア・ゾウガリー✖️水落洋祐の見どころを綴ります。
まずはザカリア。この選手、過去に前日の試合オファーを快諾してオランダから試合当日に来日。
過酷な1DAYトーナメントを決勝まで勝ち上がったとんでも無いバケモノです。
グイグイとプレッシャーを掛けて相手に近寄り、素早い強打を叩きつける。
そこからローキックにも繋げるが、怖いのは飛びヒザ蹴り。
パンチ連打で下を向かせた瞬間、不意に飛んでくる。
RISE王者・裕樹もこの飛びヒザ蹴りで倒された。
一方の水落。
元暴走族と言う経歴も面白いが、彼を語る上で外せないのが火事現場での人命救助。
火事場に入って行き、逃げ遅れた女性を救出した話は有名だ。
さて実力の話へ。
基本的には蹴りもパンチもバランス良く使いこなすタイプである。
師匠がタイのムエタイ選手であった為、その技術も十分に伝授されている。
しかしながら、水落は火事場に飛んで入って行く命知らず。
ザカリアの猛攻を真っ向から受けて立つ可能性もある。
ザカリアは余り様子を見るタイプではなく、誰が相手でもプレッシャーを掛けて前へ出る。
水落がローキックやミドルキックを蹴ることにもお構いなくパンチを振ってくるだろう。
そのプレッシャーに水落が打ち勝てるかがポイントになるのでは。
爆発力はザカリアが圧倒的に上。
だが水落には折れない強い心がある。
実はこのザカリア、1月のRISE後楽園大会では敗れているのだ。
試合前にウィルス性胃腸炎にかかり体調不良だったとは言え、ザカリアの猛攻を耐え抜いた
引退戦の吉本光志がTKO勝ち。
かなり辛く我慢しなくてはいけない状況は続くが、それを乗り越えれば水落にも十分勝機はある。
爆弾小僧の異名通り強打と飛びヒザ蹴りでザカリアは暴れ回るはず。
それを水落がどう闘うか。
日本人選手でザカリアの相手は水落しか居ないと思って組んだ試合。
1ラウンドから一瞬たりとも目が離せないだろう。
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