さよならオバマ!
おはようございます。
12月22日。木曜日。
今日の東京地方は曇り。後雨。
最高気温は18℃、最低気温は7℃予想です。
昨日は冬至でした。
冬至が終われば寒さはまだまだこれからですが、
日の長さがゆっくりゆっくり回復をしてきます。
今日から1日1日と日が長くなっていくわけです。
昨日を境に1歩1歩春に近づき始める記念すべき日が冬至です。
さて。今日は経済について久しぶりに書いてみます。
来年の1月20日にいよいよアメリカ・トランプさんが大統領就任予定です。
組閣はもちろん就任するかどうかまで不透明な状況ですが、
とにかくオバマ大統領の任期は終了します。
オバマ大統領は人格的に素晴らしく演説も多くの人を感動させる言葉を使う
素晴らしい大統領でした。
人権問題にしろ難民問題にしろ人間に対する慈愛に満ちた言葉で
世界をリードしてきました。
特に私たち日本人にとっては広島に始めて訪問してくれたアメリカ大統領として
大きな歴史を刻むことになりました。
ただ政治の世界では「これといった功績がなかった大統領」という声も多い様です。
黒人初の大統領という鳴り物入りで登場した割には、
何事もそつなくこなすが新しい発想や行動がないアメリカエリートの典型じゃないか、
というのがオバマ大統領への批判ですが、
実は経済面では多くの功績がありました。と新聞オタクの私は指摘したいと思います。
オバマ政権が誕生した日を覚えていますか。
世界中が素晴らしい黒人リーダーを大歓迎しました。
8年前の2009年にオバマ政権はスタート。
その前年2008年9月15日にリーマンブラザーズが破綻し
リーマンショックと呼ばれる経済緊縮が起こりました。
サブプライムローンに端を発した経済緊縮は、世界中に不況を伝染させました。
オバマ就任におけるアメリカの失業率は7、8%で翌年には10%台へと駆け上がります。
オバマ大統領は大規模な金融緩和を打ち出し、経済はデフレスパイラルから脱出。
オバマの大規模金融緩和が1929年の様な世界大恐慌を回避させたと言えます。
その後、アメリカの失業率は4%台まで回復しほぼ完全雇用に近い水準まで戻りました。
景気動向の中心指数である消費も堅調であり、住宅指数は景気指数の中でも好調に推移しています。
日本もヨーロッパもオバマの金融緩和に追随する形で量的緩和を実施、
景気対策を歩調を合わせて打つことで世界大恐慌には至らなかった。
(民衆は景況感良くないがのが特徴ですが)
アメリカはそうした中でいち早く不景気を抜け出し(地味ですが)
金利を引き上げるほど景気は回復してきています。
前ブッシュ政権(共和党)に比べ、
経済に強いのは民主党、というイメージが強いですね。
アメリカダウ株式指数の動きは
1989年から1993年 ブッシュ政権(共和党)・・・少しだけ上昇
1993年から2001年 クリントン政権(民主党)・・大上昇
2001年から2009年 ブッシュ政権(共和党)・・・ほぼ横ばい
2009年から2017年 オバマ政権(民主党)・・・・上昇
となっています。
民主党=株価上昇、共和党=株価横ばい、という図式が浮かび上がってきます。
政治・経済分析は膨大な資料と時間が必要で、
現状の私にはその時間と資金がありませんので(笑)
あくまでも感想ですが、
その原因は、共和党の時に戦争が起こりやすい傾向にある事です。
戦争は勝っても負けても国を疲弊させます。
共和党政権は、他国に非寛容で争い事に首を突っ込みたがる傾向があります。
時期大統領就任予定のトランプさんは、
そういった意味で歴代共和党の大統領、といったイメージがあります。
そういった視点でアメリカ経済、世界経済を見てみると来年以降の
日本経済が少しだけ見えてきます。
それでは。
今日も明るく元気に前向きに。
全力で頑張りましょう!
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