役目を解く
結びは解く事で区切りとなる
当たり前ですがこの両側を整える事が人はなかなかできないものです
そしてかつて私もこの結びのみの人生でした。
この積み重ねが後に比重の傾きを生み
その傾きを新しく結ぶことで解決しようとする繰り返しが苦となります
過去にも触れていますがこの縁結びは誰もが日々常に行っています
頼むことは簡単ですので。
しかしその結果について相応の行動をしているかというとなかなか出来難いものです。
頼みやすい人にはついまたお願いをし
お礼もそこそこにまたお願いの繰り返しとなり
それがいつしか当たり前となり、いつでも頼めばしてくれると勘違いしていきます
厄介なのは、そこに申し訳なさや罪悪感が無くなることで
さらにはいつもやってくるのに何で今回はしてくれないのかという苛立ちすら芽生える始末。
さて解くとは何か
それはその場、その物、その人含めお役目を終わらせること。
自分の中で区切りがついた後、そのままにしておくと
何かの折々でそれに触れることになります。
すると、その時結んでいた縁が再びよみがえります。
良い縁であればそれほど気にすることもないと思うでしょうが
今の自分の流れは、その後の様々な積み重ねにより作られるバランスであり
新しいもののとの折り合いが次のステージとして作られ
重ね折合わさり今の環境が生まれていきます。
人はそれを要素としてその人の印象と感じあっています。
ですので、良い面も悪い面も存在しそれを一つとして人となりを作り上げるのです。
そして今の自分への過程が過去の縁すべてなのです。
古いものを懐かしく見ることは誰にもあると思います
しかしそれが苦を象徴するものであったり、嫌な時期の物であった場合
人は一瞬でその記憶が蘇ります。
思い出すだけならばまだ良いのですが、それを引き戻す大きな要因が
宿った波動に触れること。
心で思う事と行動が同じであることをバランスと言いますが、逆も然りです。
何時までも心に引きずる負の感情は、今の自分の結果に繋がります。
諦めが肝心とはよく言ったもので潔しもまた美学。
次の自分になってしまえば
それまでの自分の悩みはすでに悩みではなくなっているものです。
合掌 浄霊師 神島千尋
senkadou.com/carving
