*粽つくり*
祇園祭の準備が各山鉾町で始まりました。
いろんな準備がありますが、「粽つくり」も、そのひとつ。
ベースつくりは専門の職人さんによるものですが、
そこにそれぞれの鉾や山に因んだ装飾を
各山鉾町で行います。
この粽は「厄除け粽」と呼ばれていて、
食べることはできません。
御守りや御札(おふだ)みたいなものです。
お玄関ドアの上に飾るのが正しい飾り方です。
住宅事情でこの場所が無理な場合は、
クリスマスリースやお正月のしめ縄飾りのように
飾っていらっしゃるようです。
また、会社やお店の場合は入口受付や店内に置かれています。
なぜ、お玄関ドアの上に飾るのが正しいのかというと、
出入りの際にその下を通るので、
出る時は、出先で災いなど起こらないように、
また、戻ってきた時は、外での諸々を落としてくれる、
という意味合いがあるようです。
もちろん、毎年 新しい粽にかけかえます。
今年も、新しい粽が間もなくやってきます。
どの山鉾の粽にしましょうか…
選ぶのもまた、楽しみのひとつです。