東京日和
っていう映画がありましてね。
そこで竹中直人さんが雨の中ピアノを弾き、中山美穂さんが踊るシーンがあるんですけど、大好きなんです！！
ガタヤマですよ！！
オバンですよ！！
大分丑三つ刻なんで、一つ私の知り合いのお話を一つ。
彼はスポーティーな青年でしてね。
自転車で職場まで30分をかけて通勤していました。
仕事が終わるのが深夜2時過ぎになるということも理由の一つではあったみたいですがね。
彼は毎日同じ道を通っていました。
ある日、仕事を終え、いつものように帰路についていると、何か視線を感じるそうなんです。
自転車を止めて確認すると、、、誰もいない。
視線の先には古いアパートがあったようで、そこの住人かなと思い、そのまま帰宅したそうなんです。
そして次の日、視線を感じるなと思い自転車を止めるとまた同じアパートの前。
またか、なんて思いながら帰ります。
するとさらに次の日、また同じ場所で視線を感じたので、いい加減にせんかいと思い、アパートの階段を上がってみたそうなんです。
すると、、、
階段を上がって左に曲がった先におじさんがしゃがみこんでいました。
わあ！！
思わず声がでてしまった彼。
しかし、、、
おじさんは気に止めることなくドアの前でしゃがんでいます。
思いの外大きい声が出たのでしょう。
逆に反応しないおじさんのことが不思議に思い、声をかけてみたそうなんです。
どうしました？
するとおじさんは、
、、、
しゃべりません。
なんだよ。なんて思いながら踵を返すとそこに女の人が！！
わあ！！
そこの人いつもそうなのよ。
ドアの前で座ってるの。誰も住んでないのに。
そ、そうなんですか。
ええ。あなた、引っ越してきたの？
いや、なんか、、、何となく気配がして来てみたんです。
そうだったんだ。気味悪いわよね。
いや、まあ、ええ。あの、帰ります。
そう？気を付けてね。
送り出されて彼は帰宅しました。
しかし、気持ちが悪かったので、明日からはルートを変えようと決意し、疲れたのでねてしまったそうなんです。
そして翌日、仕事を終えて帰宅中、、、
あれ？
ルートを変えたつもりが見慣れた風景に。
なんでだろう？
なんて思っていると、また例のアパート。。。
うおりゃあ～！！と全力で駆け抜けようとした彼の右目の端には階段に腰掛けて座っているおじさん。
ぎゃあー！！
彼は逃げるように家に帰りました。
ビールでも飲んで寝てしまおうと思ったのですが、なかなか寝付けず。。。
そういえば何かしゃべってた事に気がつきました。
目の端で捉えただけなのに、なぜか鮮明に思い出された記憶。
彼は玄関まで飛んでいくと覗き穴から外を見ました。
するとドアの前にはあのおじさんが座っているではありませんか！！
怖くなっても外に出られず、とにかく布団をかぶって。
出ていって下さい。出ていって下さい。出ていって下さい。出ていって下さい。出ていって下さい、、、
まるでお経のように唱えながら気がついたら朝になっていたそうでして。
寝ぼけながらも外を覗くと、もういなくなっていたんだそう。
良かった～！！、、、
安心したのも束の間、、、
彼はおかしいことに気がつきました。
あのおじさんのアパートを出勤中に気にしたことがなかったなと。
怖いけど、確認しようと！！
意を決して彼はあのアパートに向かいました。
、、、
、、、
、、、
、、、？
な
ない？
なんと、アパート事態がなかったのです。
取り壊された痕跡すらなく、大分前からある空き地。
嘘だろ？
さらに色々走り回りましたが、やはりここ。
ということはやっぱり、、、
おじさんは、、、
！！
ということは話しかけてきたおばさんも、、、
それ以来彼は電車で通勤するようになったそうです。
皆々様、深夜のサイクリングはお気をつけくださいませ。
以上、チーム、、、
違う違う！！冒頭の話ね、ガタヤマ大雨が降るとずぶ濡れになりながら舞うという癖があるんですがね、今日は出来なかったなって。
悔しいなってお話
それでは皆様善い夢を
TEAM 花時。俳優部
ガタヤマ
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