WHOの糖分摂取指針
世界保健機関(WHO)は今年3月、1日あたりの摂取カロリーに糖質が占める割合を5%未満に抑えるよう呼びかける指針案を発表しました。
5%…というと抽象的ですが、成人で言うと大体25g(スプーン6杯分)の砂糖です。コーヒーや紅茶に3杯くらい入れちゃう甘党の方!周りに沢山いますよね
更に注目すべきは、この量は炭酸飲料1本分よりも少ないということです
つまり、毎日必ず甘いペットボトルを飲む習慣があれば完全にアウト
2002年に出された現行の指針では糖分由来のカロリーは10%未満にすべきとされており、今回の改定は実にその半分量になりました
「遊離糖類、なかでも砂糖で甘くした飲料に含まれるものの摂取が総エネルギー摂取量の増加を引き起こし、不健康な食生活、体重増加、非伝染性疾患のリスク増につながるのではとの懸念が高まっている」とWHOは述べています。特に懸念されているのが、世界的な虫歯の増加だそう。
成人の場合は(きちんと歯磨きをしていれば)そう簡単に虫歯が進行することはないのですが、歯が軟らかいお子さん(高校生くらいまで)が摂取する場合は特に注意が必要だと思います。
最近はコンビニなどで手軽に買えるパン等の加工食品にも、味覚を整えるための糖質が大量に使われています。仕事が忙しいとついつい簡単に食事を済ませがち…かつては私にもそんな時代がありましたが、今はなるべく手作りのものを持参するよう心がけています。
この指針を守るためには食生活全般に気を配る必要がありそうだなぁと思う反面、結構ハードルが高い気がしてならない私です。
WHOの指針は、蜂蜜や果汁などに自然に含まれる糖分と食品に添加される糖分が対象で、生の果物などに含まれるものは計算に入っていないそうなのでセーフ!かなぁ…