DIVINE APPOINTMENT（摂理）
『偶然というよりは摂理、
たまたまというよりは必然』
父は海兵隊の兵士、母はすし屋の娘…
二人が出会ったのは、
大阪・難波のダンスホールである。
朝鮮戦争が勃発し、
父は19歳の若さで海兵隊に志願し、
当時の伊丹基地
(今の伊丹空港)に駐在して、
朝鮮半島で戦っていたのである。
ここにアメリカの父と日本の母と
戦場の韓国が結びつく…
俺の生まれて来た成り行きを思う時に、
この三つの国の存在は
無視できないのである。
今は父も母も天国へと旅立ってしまい、
俺は二人を結び合わせる
切っ掛けとなった韓国を歩いている。
北朝鮮と韓国の統一は
この国の強い願いであり、
また、祈りでもある。
鮭が生まれ故郷へと
本能によって帰って来る様に、
この俺も心のときめきによって、
この地を釜山(プサン)から
板門店(パンムンジョム)へと
歩いている…
「どうして十字架を担いで
歩いているのですか…」
と聞かれても、
答えに戸惑う俺がいる…
「十字架を背負って歩きたいという
ときめきが来たから…」
としか言い様がない…
今回で三度目の
韓国縦断十字架行進ではあるが、
今迄とはまったく違うのは、
教会や政治家を交えての
集会やイベントをいっさい行わず、
只、黙って十字架を背負って、
坦々(たんたん)と歩くだけなのである。
「語らずにして語る」
すなわち何も言わずに己の足で
韓国の最南端から最北端へと
進むだけなのだ。
今、現実には見えないが、
必ず何かが変わることを信じて…
また、平和や自由を
妨(さまた)げる壁(かべ)が
打破されることを
身勝手に期待してもいる…
THE BIBLEには、
「見よ、わたしは新しいことをする。
今、もう、
それが起ころうとしている…
あなたはそれを知らないのか…
確かにわたしは荒野に道を…
また、荒地に川を設ける…」
とある。
昨日は亀尾(クミ)市からスタートして、
金泉(キムチョン)までの32kmを、
降ったり、また止んだりの
雨の中を歩いた。
天気は人の気性と似ていて、
ままならないところがある。
然れど、どの様な状況であれ、
一歩一歩進んで行くことの
大切さを教えられる一日でもあった。
また、終わったあとの
湯ぶねに浸(つ)かった気分は
言うまでもなく最高でした。
さあ、今日は
何が起こるかは分からないが、
只、前を見据えて
歩んで行くだけです。
今日という日があなたにとっての
最高の日となります様に…
『あなたの存在そのものが傑作である』
アーサー・ホーランド
2017.7.4
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『WALK ACROSS KOREA』
行進中です！
釜山(プサン)から
板門店(パンムンジョム)までの
約540kmを重さ40kgの十字架を担ぎ、
1か月を掛けて歩み抜きます。
ルートなど詳しくは
公式サイトにて、
(http://arthur-hollands.com/)
また、行進中の情報や写真などは、
英語版のFacebookページ
「Arthur Hollands」
(@ArthurHollandswalk)にて
随時公開されていく予定ですので、
是非こちらのページも
チェックしてください！
Facebookアドレス
https://www.facebook.com/ArthurHollandswalk
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読みどころ満載の内容となっておりますので、
どうぞご覧ください。
