そうして彼はいなくなった。
おはよう。
行ってきます。
ただいま。
ごめんね。
おかえり。
おやすみ。
そんな当たり前のこと。
彼は黙って色んな話を聞いてくれた。
何も言わないけどそこにいてくれるだけで、話を聞いてくれるだけでよかった。
雨の日も風が強い日も一緒だった。
そんな日が何日か続いた。
ある日の朝。
彼はいなくなっていた。
何も言わずに。
そこにいた確かな形跡だけを残して。
さよなら。くらい言わせてほしかった。
心にぽっかりと穴があいた気がした。
いつのまにそんな大きな存在になっていたんだろう…
彼の残した形跡を見つめながら過ごした数日。
ある朝…窓をあけていつもと違う方向を見てみると…
いつものように
彼がただそこにいた。
…おかえり。
~終わり~
窓の所に巣をはってた蜘蛛の話。
結構おっきい巣を作っていて
網戸開けたらクモさん落ちて行ってし
まって「ごめんね」って言ったりして。
でもすぐ戻ってきててちょっと嬉しくなったり(笑)
窓開けながら話しかけてたんですよ。
でも突然いなくなっちゃってね!!
ちょっと寂しかったよね。
でもさっき窓の外見てたら反対側の方に今までよりでっかい巣を作っていたのですよ!!
なんだかちょっとにやけてしまったよ
ね
そもそも…
いなくなったのは蚊が入ってきてすごかったから網戸に虫コナーズを貼ったからっていう説もある←
クモさんを追い出そうとしたわけじゃない(´;ω;`)
こっとんとクモさんの話でした。
触れないけどそこにいる分には平気。
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