とのまわりろす
改めて、お越し下さった皆さま、ありがとうございました!
7年ぶりの舞台
身体や声帯、表現する全てが当たり前だけど映像とは違う
毎日、刺激と、悔しさと、感動と、色んな感情でいっぱいになる1ヶ月でした。
「とのまわり」で私が一番最初に頂いたセリフは、電車からホームへ降りたシーンの語りでした。
2つの降り口の間の中途半端な場所に降りてしまう、あの「あるなぁ」っていう何気ない日常のシーンなんですが、その「中途半端な場所に降りてしまうこと」が、人生でもそういうことってよくある、と思って…というか「中途半端」ということをよく考えてた時期があったんですよね私。
だからその台詞を頂いたときに、凄く運命を感じて、勝手に。
「中途半端」なところに、気付いたら、結果、いてしまって、そうじゃない場所にいる人を羨ましく思ったりして…
だけど、数年前かな…まぁそれが私だし中途半端でもそんな自分を受け入れてあげようって思った時があって、そう思えたのって、周りに寄り添ってくれる人たちの言葉だったりして…
今回の作品には、そういうことを考えてた時の気持ちを肯定して貰った気持ちになれる言葉があって、それだけでも私にとって物凄く特別な作品だなと思ったんです。
そして、家族のこと。
周りに寄り添ってくれる人のこと。
残り僅かな命の時間が流れる病室の空気。
台本を読んだ段階から、私の人生にもあった出来事が思い出されました。
だから心に刺さる台詞もとても沢山ありました。
好きな言葉が沢山詰まってる作品。
自分のまわりにある物、まわりにいる人を改めて大切に思える作品。
出演できたことを置いておいても、「とのまわり」に出会えたことがまず感動でした。
それから、この1ヶ月で、コメディを、笑いを、吸収したい!学びたい!と思っていましたが、1日にして成らずだなと感じたのが正直なところ。当たり前だけど、そんな簡単なものじゃないよなと痛感しました。
人を笑わせることってやっぱり凄い。
もっともっと勉強して吸収して成長したいと思いました。
映画が大好きで、映画の世界で生きてたいーって思うけど、
舞台の世界も素晴らしい。
山田ジャパンが生み出す人間ドラマの中は、とても面白くて暖かかった。刺激的で心地良かった。
だから今とても寂しいです。ロスというやつですね。
こんな未熟者でも優しく受け入れてくださったキャストの皆さま、スタッフの皆さまには本当に感謝です。
そして改めて、観にきてくださった皆さまありがとうございました!!
観たくても観れなかった皆さまは私の出演とか関係なく、機会があったら山田ジャパンのお芝居観て欲しいなぁ。
さて、頑張るかなっ。
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