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【ロンドンオリンピックを語る】三浦淳寛独占インタビュー!

文/戸塚 啓

誰が見ても選ばれる選手になろうと思った

──そう考えると、オーバーエイジは外せません。

「僕自身の経験談に話を戻すと、サテライトからトップへ上がっても、結果を出さないとまた落とされるという緊張感や危機感があった。その気持ちが、成長の原動力になっていた。でも、いまはトップとサテライトに分けないチームがほとんどで、高校を卒業したばかりの選手でも日本代表やベテランと一緒に練習をしている。Jリーグのチーム数もJ1、J2を合わせて40まで増えて、J1で契約を更新できなくてもJ2がある、J2がダメでもその下のJFLがあるといった感じで、プロとしての危機感が薄れている気がしてならないんです。自分が若い頃は、毎日が勝負だという気持ちでやっていたものですが……」

──若い選手は年俸が高くない。J1がダメでもJ2のチームなら契約してもらえる、という感覚があるんでしょうね。

「そういうところは僕らの現役当時に比べると緩い、という印象が否めないんです。突き詰めていえば、その選手が成長するかどうかは本人次第です。将来性を加味して23歳以下の選手を使っても、期待されたほど伸びない選手がいるかもしれない。それよりも、一つひとつの大会でベストを尽くすべきだと、僕は思う。23歳以下のメンバーだけではメダルが厳しいなら、少しでも可能性を拡げるためにオーバーエイジを使ってほしい。だって、サッカーは実力の世界でしょう?」


【ロンドンオリンピックを語る】三浦淳寛独占インタビュー!
──プロの世界って、基本的に平等じゃないんですよね。むしろ、不平等がまかりとおる世界です。

「オーバーエイジが3人加われば、23歳以下の選手が3人弾かれる。なぜ自分が外されたのかは、当事者が一番分かるものです。監督に必要とされる実力があれば、オーバーエイジが加わっても残れるわけですから」

──振り返ればアツさんにも、そういう経験が……。

「96年のアトランタ五輪の直前に、初めて23歳以下のチームに招集されました。チュニジアとの練習試合で得点を決め、自分なりにいいプレーができたという手応えがあった。でも、西野朗監督は僕を選択しなかった。そのとき思ったのは、誰が見ても三浦を入れたほうが良かったとか、これからは三浦を代表に入れるべきだって言われるように頑張っていこう、と」

──アトランタ五輪代表に選ばれなかったことを、レベルアップへの動機付けにした、と。

「もちろん、西野さんの選択をすべて理解できたわけじゃないけれど、どうして選んでくれないんだとかいう気持ちは、僕のなかで決して大きくなかった。オーバーエイジが入ってきたことで五輪に行けない選手が出てきたとしたら、そこで感じた悔しさを忘れずにやっていってほしいんです」



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