鉄道風景:5 冬のこと
この写真は、今までにもどこかに掲載しているので、
ご存知の方も多いと思います。
宗谷本線のC55を、名寄駅で撮影した、半世紀ほど昔の写真です。
最初は、稚内発のC55右側面を、キャブよりから撮影したものと思っていましたが、
プリントを見て、左側面を煙突よりから撮ったものと分かりました。
あのとき、たしかに両方から撮影しました。
カメラはキヤノン7型。
今出ているEos7ではありません。フイルムカメラです。
右側面はホーム屋根で暗くなっているため、
トライX(ISO400)でも1/15を切るのがやっとでした。
そのときの絞りはf4.
冷たさを表現するため、開放ではボケが生じるため、ぎりぎりのf値でした。
こちら左サイドの写真は、1/30は切れていたと思います。
この頃の私のメーン機は、ニコンFでした。
しかし、35mm広角に関しては、キヤノン7でした。
レトロフォーカスの28mm、35mmは使用に絶えるものではありませんでした。
そんな折、使える35mmが出たのは、私がヨーロッパのSLを撮りに行く直前のことでした。
まぁ、レンズのことはそれくらいにして、
この写真は、見る人の目が集中するように構成してあります。
一箇所ではなく、画面全体に!
おなじ雪中ですが、今年のタムロン大賞は、米原の新幹線すれ違いでした。
いい写真です。
で、こちらは2本の列車をアップでぎゅっと捉えながら、周囲に広がりを感じさせます。
秘密はどこにあるのでしょうか。
ネットでも見ることは出来ますが、
現在大宮のそごうデパートで写真展が開かれていますので、原画から味わってください。
今月の31日まで。夜8時まで開いています。