Nike Elite Trainingの続き
前回のブログでナイキの講習会の事を書いたけど、脱線してサッカーの話題を書いてなかったんで今回はどう言う内容だったかを書くね。
今回、主催者から依頼された内容は「アタッキングサッカー」がテーマ。
これはナイキがプロモーションしてるMercurialをイメージしてと言う理由からだったんだ。
僕自身もMarcurialを履いて講習をしたんだけど、良い履き心地だよ。
テーマも内容も4会場全て一緒だったんだ。
全てを細かくここで説明してしまうと、他からクリニックの依頼が無くなってしまうから、興味がある人は是非講習会に呼んでください。
もしくは、講習会の続きが知りたい!っていうのも大歓迎です。
冗談はさておき、アタッキングサッカーと言っても様々なスタイルがある。
それはチームが抱えている選手の特徴によって変わってくるものだ。
僕はバルサが好きだけどバルサのポゼッションサッカーだけが決して最高の攻撃では無い。
でも、最高の攻撃の一つに間違いはないと思う。
チームの最良の攻撃と言うのは自分達の選手の特徴をいかに生かせるかだと思う。
ドログバの様にフィジカルの強い選手がいるならばダイレクトサッカーが生きるだろうし、シャビやイニエスタがいればパスを繋ぐのが効果的、ロナウドやディマリアというスタイルの選手がいれば早い攻撃を狙うべきだ。
世界の監督を見ても自分の理想とするサッカーを実現する為に選手を集められる監督と言うのはほんのごくわずかと限られている。
ましてや育成年代なら尚更そうだ。
だから監督がいかに自分の抱えている選手の特徴を生かしたサッカーをチームにもたらしてあげれるかというのが大切。
僕の視点から考えるアタッキングサッカーと言うのは、どんな攻撃をするにも共通点というのがある。
どのビッグクラブの攻撃を見てもその共通点は変わらない。
今回の講習会のテーマは90分と限られた時間内で最大限のその共通点の鍵を伝える事に専念した内容だった。
ただ、いつも講習会で言うのは、あくまでも僕のサッカーの視点からの考えであって全ての知識を持って帰ってコピーしてくださいとは絶対に思いません。
気に入った自分の指導論に合う物だけを持ち帰ってもらって自分のオリジナルティをどんどん作ってもらう事を願っている。
いつも言うのは指導者に与えられている使命と言うのは自分の指導論という鞄を背負い、その鞄の中に自分が良いと思う知識だけを詰め込んで大きくしていく事だ。
そして、その知識を詰め込む作業というのは指導者を続ける限り辞めてしまってはいけない。
選手が成長し続けるのと一緒で指導者の成長に終わりは無いからね。
グアルディオラにも、モウリーニョにもサッカーの正しい答えというのは無いし、彼らも常に進化し続けている。
いつも、指導者講習会を各地で開催させてもらう時の僕に与えられている使命は僕の伝える何か一つでも参加してくれる指導者の人達の小さな成長の役に立てる事。
日本のサッカーが急スピードで成長している一番の要因は日々サッカーに関わっている指導者の皆の仕事の成果に間違いは絶対無い。
自分達の仕事を本当に誇りを持って日々選手達をこれからも成長させてあげていって欲しいと願っています。
長くなってしまったけど読んでくれたみなさんに感謝。
グラシアス!!