連休は「熱中症」に要注意!!
連休が始まりましたね。
お出かけされる子も多いと思います。
今年は猛烈な「猛暑」です。
当院でも、体調不良を訴えて多くのわんちゃん、ねこちゃんが
連日、診察にきています。
熱中症をおこした時どうすればいいのか?
よく、診察でも質問される事です。
実は「応急処置」を行なった上で
早急に動物病院を受診すると状態もずいぶんと違いがありますので
知識として知っておいて欲しいと思います。
まず、大切な事は…
呼吸をしやすくする為に、体を冷やす事が大切です。
でもその前にしなければならない事があります。
1)洋服をきていたら脱がせて下さい。
2)リードをはずして下さい。
3)風通しの良い涼しい場所で安静にさせて下さい。
その上で、意識がハッキリしていて姿勢がきちんとしている
ようでしたら下記の事をして、体温を下げて下さい。
1)水を飲ませる
2)水を全身に浴びせる又は流水に体をつける。
3)涼しい場所で呼吸がおちつくまで安静にする。
この対応の後、速やかに動物病院を受診されて下さい。
病院に向かう時に、冷たいタオルか保冷剤を頚部や脇、腹部、太ももの
内側などにあてて、搬送中も体温が上がらないようにすると
より良いと思います。
「熱中症」の疑いがあれば病院にすぐに来ていただきたい事は僕たち
獣医にしてみれば本音ではありますが、しかし。体温をさげずに
病院をかけこむのと、下げる為に何かしてくるのとは大きく違いがあります。
上記の事ができない場合には、保冷剤を体にあてて病院に運ぶだけでも
愛犬自身も辛さが大きくちがいますので、知識として頭に入れておいて
頂きたいです。