こどもの夢
時々、学校で動物教育のお手伝いで授業をさせて頂いている時があります。
その時、思う事があります。
「こどもたちに夢を持ってもらいたい」
と言う事です。
もちろん、獣医師になりたいと言うこどもたちが増えてくれたらすごく
嬉しい事ではありますが、そればかりではありません。
こどもたちに「夢」を聞くと…
「うーん」と悩む子が多いことに驚きました。
それと、現実的に「サラリーマンになりたい」とか「IT企業にはいりたい」
と言う子もいて、小学生低学年なのにとびっくりした事がまだ記憶に残っています。
大人にも同じ事がいえますよね。
我々、どうしても「夢」をもたずに生きてしまっています。
やりたい仕事ばかりがすんなりできているわけではありませんよね。
僕たち獣医は、やりたい、やりたくないではなく、こられた患者さんの
命を助ける事にすべてをかけています。
命を救うのが僕の仕事です。
そこに、患者さんをあらびたいなんていう認識も意識もまったくありません。
ただ、僕たちのような仕事ばかりではなく
色々悩みながら生きているのが社会だと思います。
それでも、こどもたちには、せめてこどものうちには
大きな夢を持ってもらいたいとおもいます。
例え、それが夢かなわなくてもです。
動物の「命」の教育を通して…
そんな事も、伝えていけたら嬉しいです。