保冷剤には要注意
夏になると保冷座をわんちゃんの移動バックに
入れている方も多いと思います。
最近は「食べても大丈夫」と明記されて
いるものが多いですが
ない場合の見分け方をお伝えしましょう。
ポイントは、食べてしまった保冷剤が
「固まるタイプ」か「固まらないタイプ」か
によりますので、必ず確認しましょう。
どんな成分が入っているか分からない場合は
保冷剤に書いてある製造元に確認をしましょう。
固まるタイプの場合
水や吸水性ポリマー、防腐剤が主成分として入っています。
成分のほとんどが水なので、中毒症状が起こる
可能性は少ないです。
ただ、大量に食べたり袋ごと食べた場合は
腸管に詰まる可能性もあるので動物病院にいって
診察が必要です。
固まらないタイプの場合
エチレングリコールという中毒物質を含んでいることがあり
食べてしまうと中毒症状が起きる可能性があります。
エチレングリコールは、自動車の不凍液や一部の保冷剤
工業用の溶媒などに含まれています。
エチレングリコールの致死量は
希釈していない不凍液で、体重1kgあたり、
- 犬で4.4~6.6ml程度
- 猫で1.4ml程度
と言われています。
ただ、中毒には個体差があるので、これよりも少量だった場合にも
注意が必要ですので、動物病院で
診察を受けて下さいね。