【試合総括】柱谷 幸一監督
まず始めに、この雨の中たくさん来ていただいたサポーターの皆さん、ファンの皆さん、観客の皆さんに感謝したいと思います。磐田というビッククラブとの対戦だったので、もっと良い天気でやりたかったんですけれども、その中でもたくさんの方に来ていただいて勝ちゲームを見せることが出来て本当に良かったというふうに今は思っています。ゲームの方は早い時間に失点してしまったんですけれども、逆に早い時間だったということで、選手のみんなはおそらく開き直って、またリスタートしてゲームを進められたのではないかと思います。前半のうちに1点取れたことが振り返ると大きかったというふうに思います。全体的には攻撃も守備も1週間みんなで準備してきたことがゲームの中で出せて、なおかつ勝つことが出来たのでチームにとっても自信になるゲームだったのではないかと思います。次またすぐにゲームが来るので、次も勝てるようにしっかり良い準備をしていきたいと思います。
【以下、質疑応答】
Q:初先発した川島選手はどのように評価しますか。
A:100点満点以上じゃないでしょうか。長崎との練習ゲームで非常に良いパフォーマンスだったのでその練習ゲームと長崎とのJリーグのゲームの2試合を見てジュビロ戦は大地で行こうと決めていました。彼のスピードと左足のキックというのは点を取るということに関しては非常に大きな武器になるというふうに思っています。初先発でしたがモチベーションも高く、点も取りましたし、非常に良いプレーをしてくれたのではないかと思います。
Q:改めてゲームを振り返って3得点の要因はどんなものだったでしょうか。
A:これまでのゲームも、チャンスはたくさんありながら決めきれないというゲームが続いている中で、今日は決定力が非常に高かったですね。それと積極的にゴールに向かって行く姿勢というのが今日の試合は特に前線の選手みんなにあったのではないかと思います。特に3点目のゴールなんかは、前に出したボールに対してどんどんみんなが絡んで行って最終的には宏希が決めました。ゴールに向かって行く姿勢というのが今までのゲーム以上に今日はあった、ということが3得点につながったのだと思います。
Q:今日の3点目を決めた風間選手ですが、どんどんチームにフィットしてきて、持ち味も出せていると思うのですが、今日の試合を見てどのように感じていますか。
A:技術的なベーシックな部分と、フィジカルテストをやってみてもわかるように持久力も非常に高いものがありますし、サッカー選手としてのベーシックの部分は非常に高いレベルにあると思います。ただ試合経験というのがこれまでそんなになかった中で、こうやって開幕戦からゲームを重ねて行くことでどんどん良くなっていると感じています。それは90分のゲームで、相手との状況の中で自分がどういうプレーをすれば一番良いのかということや、J2には様々なシステムややり方をしてくるチームが出てくるので、そういうことも経験値として彼が積み重ねて行っている部分がこうやって一試合一試合良い状況でプレー出来ていることにつながっているというふうに思います。ただ、これからまだゲームが続いて行きますけれども、全部のゲームに良い状況で臨めるという訳ではないと思うので、自分やチームがあまり調子の良くないときでも、平均レベルくらいのプレーがコンスタントに出来るようになってくれば、彼自身のプレーヤーとしての資質というのはこれからも更に上がっていくのではないかと思います。