ミュージカル薄桜鬼〜藤堂平助篇〜初日
ミュージカル薄桜鬼~藤堂平助篇~
初日。
初演の頃は夢にも思わなかったこの瞬間。幸せと不安と感動と苦しさと喜びと、色々な感情がごちゃまぜです。
初めて藤堂平助として舞台上に立った時から、1ステージ1ステージ、毎公演模索し、抗い、繋ぎ、やっとの思いで愛するキャラクターを作り、そして仲間達と共に走ってきた数年。
時にはぶつかり、涙し、迷い、苦しんだけれども。
今この瞬間にあっては、それらも全て必要不可欠な大切な物であったと心から思えます。
仲間が残していってくれたひとつひとつの欠片を崩さぬよう、守れるよう、そして今回、新たな仲間達と共に創り上げた輝きを余すことなく伝えられるよう、全身全霊、全力で届けます。
もう、壊れてもいい。
この作品に関わる全ての人達の信念を、誠を。
背負い、受け止め、そして伝えます。
数え切れない沢山の人達の揺るぎ無い想いを、ひとつ残らず吐き出したい。この作品と云うフィルターを通して。
「紛い物だろうが何だろうが、貫きゃ誠になるはずだ。」
あの頃からずっと言い続けてきた僕達の夢です。
誰が何を言おうと関係無い。
この夢に乗ると決めたんだから。
そして、乗ると決めた人達が居るのだから。
曲げられないんですよ。どこまで行ったって。
かっこ悪くても、足掻いても、大見得切ったんだから、後ろは向けんでしょ。前しか無い。前だけを見て。
よし。行こう。
ご来場くださる皆様。心ゆくまで楽しんでいって下さい。