終わりの始まり
ついに始まる、リチャード三世。
最終稽古を終え、あとは最後の調整をし、本番の舞台に立つのみ。
本当に、心から素敵な作品が出来たなと、今は嬉しい気持ちでいっぱいです。
初日を前にし、何とも言えない高揚感。
この作品に関わる全ての人が、愛を注ぎ、大事に大切に育ててきました。
いつも思うのですが、舞台の初日は正に、我が子を嫁に出すような感覚です。笑
いっぱい愛して、嬉しい事も楽しい事も、辛い事も苦しい事も、全てを受け止めて育ててきたキャラクター達が、作品が、皆様の前にお出しした瞬間、それは僕らの物では無く、お客様の物になるのです。
僕らの考え知らぬ場所で大きく成長したり、はたまた、それぞれの心の中で新しい形が生まれてくれる。
そんな風に思っています。
どう感じるかは一人一人のお客様次第。
ただ、我々が言えるのは、きっと皆様にも愛してもらえる素敵な物になっていますと。
親バカですかね。
いえいえ。それでもきっと。
まずは。
僕をこの作品と出逢わせてくれた巡り合わせに感謝。
そして、皆様との出逢いが、最高の出逢いとなりますよう、精一杯、必死に生きたいと思います。
さあ、終わりの始まりで
お待ち申し上げております。
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