親子で読む絵物語・第1話「青い鳥」8
「青い鳥」
原作・メーテルリンク 文・水野英子
8.花園!そこは夜の花園でした。
翼をきらめかせながら
何千何万の(青い鳥)たちが飛びかっています。
「やっぱりここにいた!」
「なんてたくさんの鳥なの!いくらでもつかまえられるわ!」
チルチルとミチルは鳥かごと
腕にいっぱいの鳥をつかまえました。
朝の光の中に夜の宮殿は消え去りました。
「あっ、鳥が全部死んでる!」
二人がつかまえたたくさんの鳥たちは
何とみんな死んでしまっているではありませんか。
光は言いました。
「昼の光の中でも生きられる鳥でなければ
本物でないのです」
ミチルは泣き出しました。
(つづく)
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