KINDNESS(優しさ)
『人を憂(うれ)うと書いて
優しいと読む。
人に辛くあたるよりは
優しく接することだ』
今は人の優しさが
見失われている時代である。
やれ勝ち組だ…、負け組だ…と
浮世は弱肉強食の社会に成り下がり、
「俺の方が彼奴よりも
勝(まさ)っている…」
と人を押しのけ、
また、蹴落としながら
伸(の)し上がろうとする
族(やから)が大勢いる。
優越感は劣等感の裏返しでもある。
偉そうに振る舞う者に限って、
己自身に自信がないのだ。
ブランド品に身を固め、
必要以上に背伸びをしては、
自分をアピールし様とする姿は、
余りにも周りには
滑稽(こっけい)に見えるのに、
本人自身はその事に
気づいていないのである。
優しくされた事のない者に限って
人に優しくできず、
深く傷つけられた者がまた、
周りの人を深く傷つけてしまうのだ。
人は己を計る秤(はかり)によって
人を計ってしまう。
すなわち、過去に傷つけられた
体験がトラウマとなって、
自分の記憶の中に残っている。
そして、何かの拍子(ひょうし)に
その悲しい傷の思い出が怒りとなって、
何の関係もない人たちに
現されてしまう。
「あなたの宝のあるところに
あなたの心もある…」
と魂のロッカーは語っている。
心の奥底に無意識に
宝の様に大切にしまっていた
恨(うら)みや辛み…
また、憎しみが一寸したことで
人との関係の中で現されてしまい、
己の生き方や人間関係に
支障をもたらしてしまうのだ。
JESUSは、
「すべて疲れて重荷を負っている者は
わたしのところに来るといい…
わたしがあなたを休ませてあげよう…
私は柔和で優しくへり下っているから
わたしのくびきを負って
わたしから学べばいい…
わたしのくびきは負いやすく、
荷はかるいのだから…」
と語ってくれている。
今日という日があなたにとって、
大いなる方の優しさを感じて
心が癒やされる日となります様に…
『人を憂う思いが
優しさの花を咲かせる』
アーサー・ホーランド
2016.10.3
http://arthur-hollands.com/
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読みどころ満載の内容となっておりますので、
どうぞご覧ください。